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JapanRx / 10万人以上の母親は出産後に抗生物質を投与されるべきである、と専門家が主張

10万人以上の母親は出産後に抗生物質を投与されるべきである、と専門家が主張

専門家らは、10万人以上の新しい母親には出産後、抗生物質を投与すべきであると主張しています。

研究では、介助を受けた分娩後に抗生物質を1回投与するだけで、母親の感染リスクが半減したことが示されています。

そして、致命的な敗血症の発症率も41%減少しました。
オックスフォード大学の科学者たちは、この動きによってイギリスの年間7,000人以上の母親の病気を防ぐことができると主張しています。

オックスフォード大学のマリアン・ナイト教授は次のように述べています。
「妊娠関連の感染は、死亡や深刻な病気につながる主な要因となっています。」

医学雑誌ランセットの研究によると、これにより全体的な抗生物質の使用が減少し、NHS(イギリスの国民保健サービス)にとって大きな医療費削減となるといいます。

また、分娩後に感染症にかかる女性の数も約5分の1になるといいます。

研究者らは、出産後の母親に治療を施すことで、NHSは女性1人辺り52.6ポンド(約7,500円)の医療費を削減することができると主張しています。

ナイト教授は、治療ガイドラインを早急に更新するように求めました。

彼女は以下のように話しています。
「この調査結果は、分娩介助時の抗生物質使用による予防が推奨されていない現在のWHOの抗生物質使用ガイドラインが、直ちに変更されるべきであることを強調しています。」

「妊娠に関連した感染は、死亡や重篤な病気発症の主な原因となっています。」
イギリスの8人に1人、もしくは年間104,000人の母親が、分娩時にピンセットや吸盤を用いた介助を受けています。

しかし、イギリスにある27の産科施設を対象とした研究では、出産後の母親に予防のため抗生物質を1回分投与すると、全体の費用が10分の1に減少しました。

全体として、感染治療が必要となる女性の数が減ったことで、出産後の薬の使用が17%削減されました。

出典:2019年5月15日更新 The Sun Health News 『More than 100,000 new mums should be given antibiotics after childbirth, experts claim』(2019年5月16日に利用)
https://www.thesun.co.uk/news/9068728/mums-antibiotics-childbirth-reduce-risk-infection/