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1日1杯のお酒は糖尿病患者の健康には良いかもしれない

2019年9月17日(HealthDay News)-中国の研究者は、軽度から中程度であれば飲酒が2型糖尿病患者にとって有益である可能性を示唆した新しい発見に乾杯しています。

この研究レビューでは、毎日少しだけお酒を飲んでいた人は、トリグリセリドと呼ばれる血液脂肪のレベルが低いことがわかりましたが、しかし、アルコールはすでに2型糖尿病を患っている人々の血糖値は低下させるようではないことがわかりました。

この研究では、軽度から中程度の量のアルコールを摂取していた人のインスリンレベルが低く、インスリン抵抗性が改善していることが明らかになったと研究主著者のチェン・ユーリン氏は述べました。チェン氏は中国の南京にある南東大学の医学生です。

その発見は、軽度から中等度のアルコール摂取は2型糖尿病を予防する可能性があるというものです。

しかしチェン氏は、「アルコール摂取量が多いことは糖尿病の危険因子であると報告されています。」と述べ、過ぎたるは猶及ばざるが如しと警告しました。

著者は、軽度から中程度の飲酒は毎日約20グラムのアルコールであると述べました。

それは約1.5缶のビール、大きなグラスワイン(約7オンス)、または蒸留酒の特大ショット(1.7オンス)に相当します。

アメリカ糖尿病協会は、適度に飲酒することを推奨しています。それは、成人女性であれば1日1杯まで、成人男性は1日2杯までです。

アメリカ・ニューヨーク市のモンテフィオーレ医療センターの臨床糖尿病センター所長であるジョエル・ゾンゼイン博士は、これらが2型糖尿病患者に推奨される飲酒レベルであると述べました。

「少量のアルコールは体に良いのです。2型糖尿病の患者でも違いはありません。」と彼は言いました。

1つの注意点としては、1型糖尿病の人と、低血糖レベルを引き起こす可能性のあるインスリンや他の薬を服用している2型糖尿病の人はアルコールの摂取にはもっと注意しなければならないということです。これらの人は、血糖値が危険なほど低くなる低血糖症となることがあります。

しかし、すべての2型糖尿病治療薬がアルコールに関心があるわけではありません。

たとえば、彼は、メトホルミンと呼ばれる一般的に使用されている2型糖尿病薬を服用しているのであれば飲酒は問題ないと言いました。

 

ゾンゼイン博士は、過度のアルコールに関するチェン氏の懸念についても共有しました。

「過度の飲酒は問題です、」と彼は述べ、アルコールの摂取が多すぎるとトリグリセリドが上昇し、膵炎などの深刻な健康問題につながる可能性があると指摘しました。

この新しい研究のために、チェン氏と同僚は、2型糖尿病患者を対象とした過去10件のランダム化比較試験をレビューしました。これらの研究には合計575人のボランティア被験者が参加していました。そして、血糖調整、インスリンレベル、インスリン抵抗性、コレステロール値、トリグリセリド値など、糖尿病と健康に関連する多くの要因が測定されました。

研究全体を通して、研究者は平均トリグリセリド値でデシリットル(mg / dL)あたり約9mgの低下を確認しました。

アメリカ国立衛生研究所によると、通常のトリグリセリド値は150 mg / dL未満です。

高レベルのトリグリセリドは、心臓病のリスクの高さに関連しています。

研究者はまた、インスリンレベルとインスリン抵抗性を価するHOMA-IRと呼ばれる測定値の減少を確認しました。

チェン氏は、これらの発見は「2型糖尿病患者のインスリン抵抗性の緩和」を示していると述べました。

著者は、スペインのバルセロナで開催された欧州糖尿病研究協会の会議で調査結果を発表する予定です。

 

【以下のウェブサイトより引用】

A Drink a Day Might Be Good for Diabetics' Health, Study Suggests

Health Day