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JapanRx / COVID-19: ワクチン未接種でコロナ感染した人の3 人に1 人には感染から1年経つともはや抗体はなくなる

COVID-19: ワクチン未接種でコロナ感染した人の3 人に1 人には感染から1年経つともはや抗体はなくなる

スペイン東部のカタロニア地方の人々の集団で行った前向き血清有病率研究は、COVIDに感染した後でもワクチン接種を受ける必要性があることを強調し、ワクチン接種と感染の両方で得られるハイブリッド免疫 がより堅牢で長期にわたることを確認しています。この研究はBMC Medicineに掲載されました。


SARS-CoV-2 に対する感染とワクチン接種の両方が、ウイルスに対する集団免疫の構築に寄与します。

これは、ワクチンの追加接種をいつ、誰に提供するかを決定するための重要な要素です。


病原体に対する免疫は抗体以上のものですが、集団免疫を評価するための最も簡単な戦略は、血清疫学的研究、つまり、特定の集団におけるウイルス特異的抗体の定量化を行うことです。


「COVID-19 ワクチンの接種後に実施された血清学的研究のほとんどは、医療従事者などの特定のグループに焦点を当てており、以前、感染したかどうかについては区別ができなかったか、感染の臨床的および免疫学的データが存在しませんでした。」

と IS Globalの研究者であるマノリス・コゲヴィナス氏と共著者であり、同じく IS Globalの研究者であるカルロタ・ドバニョ氏は説明しています。

この研究において、研究チームはカタロニア地方の人口ベースのコホート (COVICAT 研究 - GCAT コホート) 、予防接種キャンペーンの開始から6か月後(最初のキャンペーンは最初の制限の直後)で5 つのウイルス抗原 (全体のスパイクSタンパク質、RBD 受容体結合ドメイン、S2 フラグメント、完全なヌクレオキャスピド Nタンパク質、または N 末端フラグメント) に対する抗体のレベルとタイプについてで 2 回目の測定を行いました。


彼らはまた、アンケートと健康記録からの情報を使用して、「ワクチン接種を受けていない」、「ワクチン接種を受けた」、または「ワクチン接種を受けてから感染した」人の抗体反応の大きさと期間を決定する潜在的な要因を特定しました。

それらは43 歳から72 歳までの 合計1,076 人において分析が行われました。


その結果、3 つの主要な結論が得られました。

第 1 に予防接種を受けていなくて感染した人の 36% で、特に 60 歳以上の喫煙者では、感染後ほぼ 1 年で抗体が検出されなくなったということです。


第2に、以前に感染したことがない人に比べて、ワクチン接種がされている場合は、以前に感染した人に有意に高い抗体レベルが誘発されました。

そして、これらのレベルは、感染中の反応の大きさと強く関連していました。


「私たちのデータは、以前に感染したことがある場合でも、人々にワクチンを接種することの重要性を強調しており、また、ハイブリッド免疫は優れており、より持続的であることを確認しています。 」

と研究の筆頭著者であるマリアンナ・カラチャリウ氏、およびジェマ・モンクニル氏は指摘しています。

第3に抗体のレベルに最も強く関連する要因はワクチンの種類であり、モデルナワクチン( Spikevax )は最高レベルの抗体を生成しました。


他の要因も役割を果たしているようです。

60歳以上または精神疾患がある人々ではワクチン接種後の抗体レベルは低いことがわかりました。

「メンタルヘルスと抗体反応との関連性についてはさらに調査が必要ですが、うつ病、慢性ストレス、統合失調症などの障害を持つ人々は、一般的にワクチン接種に対する反応が低いことが知られています。」

とドバニョ氏は説明しています。

ワクチン接種を受けた人のうち、検査時に抗体がなかったのはわずか 2.1% で、約 1% がブレークスルー感染を起こしていました。


「しかし、この研究は、オミクロンの変種が優勢になる前に行われたことに注意する必要があります。」

と コゲヴィナス氏は警告しています。





【以下のリンクより引用】

COVID-19: One in three infected, unvaccinated people no longer have detectable antibodies one year after infection

Medical Xpress

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