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NICEは腎臓病にAZ社のフォシーガを推奨

アストラゼネカ社は、英国国立医療技術評価機構(NICE)が、慢性腎臓病(CKD)の成人の治療に フォシーガ(ダパグリフロジン)を推奨していることを発表しました。

この決定により、CKDと診断された患者は、ほぼ20年以内に最初の治療を受けられるようになります。

NICEの最新の決定は、202111月に発行された2型糖尿病患者の尿中アルブミン対クレアチニン比(uACR)検査の制限を取り除き、治療を必要とする患者が治療を受けやすくするという勧告案に準拠しています。

CKDは、患者の腎臓機能が著しく低下し、体から老廃物を取り除く腎臓の能力に長期的に影響を与える慢性疾患です。

この疾患は、英国の医療制度(NHS)にかなりの負担をかけておりNHSの総支出の1.3%に相当します。

DAPA-CKD3相試験』では、2型糖尿病の有無にかかわらず、標準治療に加えて、ダパグリフロジンがプラセボと標準治療よりも効果的であることが証明され、それがNICEの推奨の基礎を作りました。

英国では10人に1人がCKDを患っていると推定されていますが、アストラゼネカ社は、イングランド、ウェールズ、北アイルランドを合わせると、フォシーガによる治療の対象となる可能性のある疾患を持ちながら生活している成人が約373,000人いる可能性があると推定しています。

これらの統計は、黒人やアジア人のコミュニティを含む少数民族グループにとって特に重要です。これらのグループは、他のグループよりもCKDを発症しやすいだけでなく、移植などの特定の治療を受けられる可能性が低いためです。

NICEの決定は、CKDでの利用可能な治療の進歩を促進し、この疾患に苦しむ患者の、現在満たされていないニーズに対応します。

英国アストラゼネカ社( AstraZeneca UK)の社長であるトム・キースローチ氏は、次のように述べています。

NICEによるこの最終的な推奨事項は、CKDに罹患しそれとともに生きる人々にとっての分水嶺となり、CKDの管理方法を変える可能性のある新しい治療選択肢への道を提供します。

NICE
およびNHSと緊密に連携して、これを臨床診療に取り入れ、CKDの早期発見をサポートして、疾患の進行を防ぎ、透析などの人生を変えてしまう治療の必要性を先延ばしできる可能性があります。」



【以下のリンクより引用】

NICE recommends AZ’s Forxiga for kidney disease

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