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コロナウイルスが直ぐに無くなることはないため、警戒を続ける必要がある

コロナウイルスのパンデミックが数カ月間続く中、安全と健康を維持するために行ってきた取り組みの一部を緩和したくなるかもしれません。
(結局の所、夏の暑さの中でマスクを着用することは快適とは言えません)

しかし、まだ緩めて良い時ではありません。
一部の州が活動を再開したことで、特に若者の間において、各地でCOVID-19症例数の急増がみられています。

「このウイルスは当面の間存在し続けるでしょう。」と、クリーブランドクリニックのCEO兼社長である、トミスラフ・ミハイエヴィッチ医師は言います。
「治療法やワクチンがないため、私たちは地域社会でウイルスと共に生きる方法を学ぶ必要があります。」

すなわち、当面の間はコロナウイルス安全対策を、生活の一部として受け入れるということです。
対策の内容は、これまでずっと耳にしてきたものと同じです。
大規模な集まりを避け、手指の衛生を保ち、マスクを着用し、公共の場では他人との距離を置きましょう。

同じことを繰り返し聞き続けてうんざりしてしまうかもしれませんが、このような対策は今まで通り重要となります。
そして、対策が効果を発揮するためには、私たちが全ての対策を常に順守していかなければなりません。


<皆の協力が必要>

世界の大部分に及ぶパンデミックであっても、個々人の選択と行動が、自分自身と他者の両方に影響を与える可能性があります。

「パンデミックの課題の1つは、私たち一人ひとりの安全および健康を維持するためには、周囲の人々が非常に慎重でなければならないことです。」と、ミハイエヴィッチ医師は言います。
「私たちは、共同でコミュニティの健康に責任を負わなければなりません。」

マスクの着用は、この対策における重要な部分です。
最近の研究では、全体的なマスク着用がCOVID-19の拡大減少に役立つことを裏付ける証拠が数多く示されています。

しかし、マスクは戦略の一部にすぎません。
また、特に換気の悪い室内では、家族以外の人と時間を過ごす際注意を払い、大規模な人数の集まりを避けることも重要です。


<知識、革新、進歩>

夏の計画がすべてキャンセルされ、ここ数か月間自宅で多くの時間を過ごしてきたことで、世界が静止しているように感じるかもしれません。

しかし、そうではありません。世界中の医療専門家がワクチンを開発し、COVID-19の潜在的な治療法を発見するため、日々協力を続けてており、また彼らは進歩を遂げています。

「公衆衛生に対するひとの脅威を中心とした医学研究に、これほどのエネルギーと焦点が当てたことはありません。」と、ミハイエヴィッチ医師は言います。

医療従事者はまた、パンデミック初期に多くのことを学びました。
彼らは、血管の炎症からコロナのつま先まで、新しい症状について学んでいます。
「COVID-19感染は、全身に影響を及ぼします」と彼は説明します。
医療従事者が新たな知識を得たことで、COVID-19患者に対処する準備と、治療の改善するのに役立ちました。

パンデミックがどのくらい続くかは明確ではありませんが、多くの人々がパンデミックと闘うために一生懸命働いていることを知ることで、この不確実性を受け入れることができると、ミハイエヴィッチ医師は言います。

私たちも、ウイルスを封じ込め、私たちのコミュニティを全ての人にとって安全なものにするための努力を続ける必要があります。

出典 2020年7月24日更新 health essentials『The Coronavirus Isn’t Going Away Soon, So We Must Stay Cautious』 (2020年7月27日に利用)
https://health.clevelandclinic.org/the-coronavirus-isnt-going-away-soon-so-we-must-stay-cautious/