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コンタクトレンズを付けたまま眠り、角膜に細菌感染を起こした事例

もしあなたがコンタクトレンズを外さずに仮眠を取るくせがある場合、その習慣を再考したくなるかもしれません。

ノースカロライナ州に拠点を置く眼科医院は、とある患者が就寝前にコンタクトレンズを外すのを忘れたために起こった出来事に関する記事をFacebookに投稿し、この記事は急速に広まりました。

投稿された写真には、眼の角膜にできた巨大な細菌の塊が写っています。
その塊は、医師によって黄色く着色されていました。

この投稿は4月29日にアップロードされて以来、本記事の執筆時点で30万件以上シェアされ、20万件以上のコメントが付いています。

この医院によると、多くの患者がコンタクトレンズを付けたまま寝ても問題が無いと主張しているといいます。
実際には、睡眠中にコンタクトを付けていると細菌感染を起こし、徐々に角膜に侵食するリスクがあります。
また、患者が永久的に失明する可能性もあるのです。

医院のスタッフは、こうした感染は数カ月では形成されないと説明しましたが、この事例は36時間という短い期間で起こりました。

この医院は投稿コメントで、患者は「小さい潰瘍」のために受診したものの、翌日までの間に潰瘍は巨大化し、患者の視覚は「光覚のみに減少した」ことを付け加えています。
幸いなことに、緊急治療を受けて抗生物質の服用を開始して以来、この患者の状態は改善しています。

医院はこの写真をスケア・タクティクス(脅しの戦略)として使用したことを認めていますが、この投稿における重要なメッセージは、コンタクトレンズの使用者が着用したまま就寝することを止めることです。

「コンタクトを外すのは数秒で済みますが、付けっぱなしにしておくと、生涯回復できない程の損傷を受ける可能性があります。」

そして、このメッセージはこうした良くない習慣がある人達に伝わったようです。

また数名のコンタクトレンズ使用者の中には、付けたまま眠ったことによる苦い体験を共有し、コンタクトレンズの衛生的な使用について真剣に受け止めるようFacebook上で警告を行いました。

出典: 2019年5月7日更新 Asia One 『Bacteria eats into US woman's cornea after she sleeps with contact lenses』(2019年5月28日に利用)
https://www.asiaone.com/health/bacteria-eats-us-womans-cornea-after-she-sleeps-contact-lenses