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JapanRx / ソーシャルスモーカーの心臓リスクは通常の喫煙者と同様である

ソーシャルスモーカーの心臓リスクは通常の喫煙者と同様である

オハイオ州立大学による新しい研究によると、ソーシャルスモーカーの高血圧や高コレステロールリスクは、毎日喫煙する人と同等であるといいます。

アメリカン・ジャーナル・オブ・パブリックヘルス・プロモーション(American Journal of Health Promotion)に発表されたこの研究では、喫煙者の75%が高血圧で、54%が高コレステロールであることが明らかになりました。

この研究に参加した39,555人の被験者の10%以上が、自身をソーシャルスモーカーであると認識していました。
この被験者らは、2012年2月から2016年2月の間に身体検査を受けました。

この研究では、ソーシャルスモーカーは若く(21〜40歳)、男性である傾向が高くなりました。
研究者らは、その他健康および人口統計学的な要因を考慮しても、ソーシャルスモーカーと通常の喫煙者における高血圧や高コレステロールのリスクに差が無いことを見出しました。

この研究の筆頭執筆者であるKate Gawlik氏は、次のように述べています。
「全く喫煙しないことが一番です。たとえ社交場での喫煙であっても、心血管の健康に有害な影響を与えます。」

「研究に参加した10人に1人が時々喫煙すると答えており、その多くは若い内から既に心疾患発症への道を進んでいるのです。」

研究者らは、喫煙者の患者を持つ臨床医は、喫煙頻度を減らしても心臓の健康という観点からは不十分であることを認識する必要があると述べました。

「医師や看護師は、ソーシャル・スモーキングは以前として大きな健康リスクであり、長期的には健康に良い選択肢ではないことを患者に理解させる必要があります。」と、Gawlik氏は述べています。

出典:2017年5月4日更新 Health Spectator UK 『Social smokers ‘have the same heart risk as regular smokers’』(2019年5月2日に利用)
https://health.spectator.co.uk/social-smokers-have-the-same-heart-risk-as-regular-smokers/