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パルミコート ターボヘーラー

パルミコートターボヘーラーは、吸入ステロイド薬です。アレルギー疾患や喘息の治療に使用されます。 有効成分のブデソニドは抗炎症作用に加え予防効果もあるため、普段の喘息発作の予防にも使用されます。

同義語

パルミコート ターボヘーラー, Pulmicort Turbuhaler

有効成分

ブデソニド, Budesonide

その他のブランド名

パルミコート ターボヘーラー, Pulmicort Turbuhaler

包装

100回分, 200回分

製造元

Astra Zeneca (アストラゼネカ社)

形状

ターボヘーラー

含有量

100 mcg, 200 mcg, 400mcg

製造国

インド, ニュージーランド, トルコ

SKU

1977

【パルミコート ターボヘーラー (ブデソニド)】 食事と一緒に服用下さい。

【パルミコート ターボヘーラー (ブデソニド)】 アルコールとの相互作用は不明です。 医師に相談してください。

【パルミコート ターボヘーラー (ブデソニド)】妊娠中に使用するのは、危険である可能性があります。 動物研究では胎児に悪影響を及ぼしていますが、ヒトでの研究は限られています。妊婦へ使用する利益がリスクを上回る場合には使用される可能性もあります。医師にご相談ください。

【パルミコート ターボヘーラー (ブデソニド)】 母乳育中の使用は恐らく安全です。ヒトでの研究データは限られていますが、薬が乳児に重大なリスクがないことが示されてます。

【パルミコート ターボヘーラー (ブデソニド)】 通常、車の運転などに影響を及ぼすことはありません。

【パルミコート ターボヘーラー (ブデソニド)】 腎疾患での使用は恐らくは安全です。限られた情報ではありますが、用量調整の必要がないことが示されてます。医師へご相談ください。

【パルミコート ターボヘーラー (ブデソニド)】 肝疾患がある場合は、注意が必要です。用量調整が必要となることがありますので医師へご相談下さい。また肝疾患が重度である場合は、研究データが非常に限られているため、推奨されません。

シルデナフィル

ブデソニド

使用方法
パルミコート ターボヘーラー (ブデソニド)は、アレルギー疾患および喘息の治療に使用されます。
効能・効果
パルミコート ターボヘーラー (ブデソニド)は、コルチコステロイドです。 炎症の原因となる体内の特定の天然物質の放出を止めることによって作用します。
一般的な副作用
喉の炎症、声のかすれ、咳
専門家のアドバイス
  • パルミコート ターボヘーラー (ブデソニド)の服用中は1度の食事をより少なく摂り、より頻繁に食事をし、水分を多く摂取して下さい。
  • 胃に負担をかけないように食事と一緒に服用下さい。
  • 毎日同じ時間に薬を服用してください。
  • パルミコート ターボヘーラー (ブデソニド)にアレルギーがある場合、服用しないでください。
  • 突然、薬の服用を中止しないでください。望ましくない副作用を避けるために、医師の指導で徐々に薬の用量が調整されます。
  • 妊娠中である場合、授乳中である場合は、医師に連絡してください。
  • パルミコート ターボヘーラー (ブデソニド)吸入器を使用する方法について、薬の使用前に医師または看護師にお尋ねください。
  • 薬を服用後、呼吸の問題や胸の圧迫感がある場合は、医師に知らせてください。
よくある質問
Q.パルミコート ターボヘーラー (ブデソニド)吸入器にはステロイドが含まれていますか?
はい。パルミコート ターボヘーラー (ブデソニド)は主に喘息発作をコントロールするために使用されるステロイド薬です。

Q.パルミコート ターボヘーラー (ブデソニド)は安全ですか?
はい。パルミコート ターボヘーラー (ブデソニド)は、推奨されるように使用された場合、比較的安全です。副作用がある場合は、医師に相談してください。

Q.パルミコート ターボヘーラー (ブデソニド)はパルミコートと同じですか?
はい。 パルミコートはパルミコート ターボヘーラー (ブデソニド)の商品名です。

Q.パルミコート ターボヘーラー (ブデソニド)とアルブテロールは同じですか?
いいえ、パルミコート ターボヘーラー (ブデソニド)はベータ受容体アゴニスト薬であるアルブテロールとは異なりますが、両方とも喘息の治療に使用されています。

Q.パルミコート ターボヘーラー (ブデソニド)とイブプロフェン、プレドニゾロン、ベナドリルを一緒に服用できますか?
パルミコート ターボヘーラー (ブデソニド)は、医師の指示がある場合にのみ、イブプロフェンまたはベナドリルと併用することができます。プレドニゾロンは別のステロイド薬であり、一般的にパルミコート ターボヘーラー (ブデソニド)のような他のステロイドとは併用されないため、
プレドニゾロンをパルミコート ターボヘーラー (ブデソニド)と一緒に服用する前には、医師に相談することをお勧めします。

Q.パルミコート ターボヘーラー (ブデソニド)は体重の減少や増加、脱毛、多動を引き起こしますか?
パルミコート ターボヘーラー (ブデソニド)は、体重の増加を引き起こしますが、体重の減少、多動または脱毛を引き起こすことはありません。をのような症状に気づいた場合は、医師に相談してください。

Q.パルミコート ターボヘーラー (ブデソニド)は咳を治しますか?
パルミコート ターボヘーラー (ブデソニド)は、喘息または鼻、喉または胸部のアレルギー性疾患に関連する咳を治します。

Q.偽膜性喉頭炎(クループ)に効果はありますか?
偽膜性喉頭炎には使用されません。

Q.パルミコート ターボヘーラー (ブデソニド)は乳児にとって安全ですか?
幼児や子供にパルミコート ターボヘーラー (ブデソニド)を与える前には、医師にご相談ください。

基本情報
ブデソニドは主に喘息の治療に使われ、抗炎症作用のあるステロイドのブデソニドを有効成分とする吸入薬です。喘息が発生したときの治療だけではなく、予防の観点からふだんから使用されます。

【気管支喘息について】
アレルギー、細菌感染、ウイルス感染などを引き金として発作的な呼吸器症状(喘鳴、呼吸困難、咳など)を呈する疾患です。そうした因子とのかかわり方はそれぞれですが、慢性の気道炎症、気流の制限、気道の過敏症などを基本的な症状として持つ疾患症状です。世界の喘息患者数は約3億人にも上るとされていますが未だ詳しいことは解明されていない複雑な疾患です。気管支喘息は近年では単に喘息とも呼ばれるようになっています。免疫不全症のひとつでもあるため、アトピーなどを併発することも多い。気道が狭まり呼吸ができなくなれば、死に至ることもあるため、長期に渡る日々の管理が大切です。特に子供の場合、発作の予防及び発作時に必要なお薬を正しい用量、正しいタイミングで使用するために家族や周囲の協力が欠かせません。咳の発作は夜や早朝に起こりやすい特徴があります。
子供の喘息はそのほとんど(9割)がアレルギー因子によるものである一方、大人の場合はアレルギーを因子にもつものは6割程度です。つまり、半分近くの4割はアレルギー体質でなくてもかかる可能性があるということです。アレルギーを引き起こす原因となるアレルゲンには、ダニ、カビ、ペットの毛、花粉、ハウスダストなどがあります。アレルギー以外の喘息を引き起こす要因となるものには、タバコ、ストレス、大気汚染、温度・湿度の変化、鎮痛解熱剤、風邪などがあります。近年、成人してから喘息を発症する人が多くなっているといいます。喘息はアレルギー体質の子供に多いという先入観から、自分がまさか喘息だとは思わずに症状が出ても大したことないと放置してしまうケースも多くあるようです。夜間や朝方の咳がなかなかよくならない、安静にしていても息苦しさを感じるなどの症状に気が付いたら、そのままにせずに専門医に診てもらうことが喘息を悪化させてないためには大切です。また、発作を起こさないためにアレルゲンやその他の発作誘因を避けましょう。

用法・用量
※医師に指示された服用方法に従って下さい。
※用量は症状等により異なりますので、以下は目安としてお読み下さい。

パルミコートターボヘーラーの用量は、個々人で異なります。
パルミコートターボヘーラーは、医師に推奨された間隔を空けて、毎日使用することが重要です。

【注意事項】
医師の処方量を超えて使用してはいけません。
呼吸困難が続く場合は、医師や薬剤師に連絡して下さい。
自己判断でパルミコートターボヘーラーの使用を中止してはいけません。
パルミコートターボヘーラーによる治療は突然中止せず、徐々に減量する必要があります。
医師の指示に従って下さい。

【用量】
〔推奨初回投与量〕
成人および12歳以上の子供:
1日400~2,400mcgを、2~4回に分けて使用して下さい。

6~12歳の子供:
1日200~400mcgを、2回に分けて使用して下さい。

〔維持投与量〕
成人および12歳以上の子供:
1日200~400mcgを、2回に分けて使用して下さい。
医師により、症状抑制に必要な最低用量が処方されます。

1日400mcgの用量を必要とする成人は、パルミコートターボヘーラーを1日1回、朝もしくは夕方に使用することができます。

6~12歳の子供:
医師により、症状抑制に必要な最低用量が処方されます。

初めてパルミコートターボヘーラーを使用した後、症状の改善を感じることがあります。
しかし、薬の効果が完全に見られるまで1~2週間かかることがあります。
体調が良いと感じても、使用を忘れないようにして下さい。

パルミコートターボヘーラーを処方された時に”コルチゾン”錠をまだ服用していた場合、徐々に(数週間もしくは数カ月かけて)錠剤の用量が減量されることがあります。
最終的には錠剤の使用を中止できる場合もあります。

薬物療法を”コルチゾン”錠からパルミコートターボヘーラーに変更した場合、以前あった症状(鼻水や発疹、筋肉や関節の痛み等)が一時的に戻ることがあります。
上記の様な症状が出た場合、もしくは頭痛や疲労感、吐き気や嘔吐といった症状が表れた場合は、医師に連絡して下さい。

【使用を忘れた場合】
パルミコートターボヘーラーの使用を忘れ、予定時間の6時間以内に思い出した場合は、できるだけ早く通常の用量を使用し、その後通常の使用スケジュールに戻って下さい。
6時間以上経過していた場合は、1回分を飛ばし、次の予定時間から使用を再開して下さい。
パルミコートターボヘーラーは、絶対に使用忘れを補うために倍量使用してはいけません。

【吸入器の使用方法】
パルミコートターボヘーラーを初めて使用する場合は、以下の使用指示に目を通して下さい。
パルミコートターボヘーラーは、微量のパウダー剤を噴射する定量吸入器です。
パルミコートターボヘーラーを通して息を吸い込むと、パウダー剤が肺に送られます。
そのため、マウスピースからできる限り深く強く吸入することが重要です。

吸入器を初めて使用する際は、吸入準備を行う必要があります。

(A)吸入器に薬剤を詰める方法:
吸入準備は1回のみ行って下さい。
定期的に吸入器を使用しなかったとしても、以下のステップを繰り返す必要はありません。

<ステップ1>
吸入器のカバーを回し、上にずらして取り外します。

<ステップ2>
吸入器をまっすぐ持ちます。マウスピース部分を持たないで下さい。

  • 茶色のグリップを一方向に限界まで回します。(最初に回す方向は、時計回り/逆時計回りのどちらでも問題ありません)
  • その後、茶色のグリップを逆方向に限界まで回します。
  • グリップの回転中、クリック音が聞こえます。これは、準備プロセスの一部です。
<ステップ3>
もう一度ステップ2を繰り返します。
その後、以下(B)のステップ2に移って下さい。

(B)吸入器に薬剤を準備する方法:
用量を適切に吸入するためには、以下の4ステップを行って下さい。

<ステップ1>
吸入器のカバーを回し、上にずらして取り外します。

<ステップ2>
吸入器をまっすぐ持ちます。マウスピース部分を持たないで下さい。

  • 茶色のグリップを一方向に限界まで回します。(最初に回す方向は、時計回り/逆時計回りのどちらでも問題ありません)
  • その後、茶色のグリップを逆方向に限界まで回します。
上記により、1回分の薬剤が詰め込まれました。

  • グリップの回転中、クリック音が聞こえます。これは、準備プロセスの一部です。
※薬剤を詰めた後誤ってパルミコートターボヘーラーを落としたり、振ったり、息を吹き込むと、1回分の用量が失われます。この場合、ステップ2を繰り返し、新しい用量を詰めて下さい。

<ステップ3>
口をマウスピースから話し、息を吐きます。
その後、マウスピースを歯の間に優しく置いて下さい。

<ステップ4>
マウスピースを覆うように、唇を閉じて下さい。
マウスピースを噛んではいけません。

  • できるかぎり深く、吸入します。
  • 吸入時に薬剤の味がしないことがありますが、これは正常です。
  • 息を吐き出す前に、吸入器を口から話して下さい。
もし1回分以上の用量が処方されている場合は、ステップ2~4を繰り返して下さい。
処方分の用量を使用した後は、吸入器のカバーを戻し、回して締めて下さい。
1回吸入する毎に、口腔内や喉に薬剤の一部が付着することがあります。
副作用リスクを減らすため、水で口をゆすぎ、飲み込まずに吐き出して下さい。

※マウスピースを外そうとしたり、不必要にひねったりしないで下さい。
マウスピースは吸入器に固定されており、取り外せません。
パルミコートターボヘーラーが破損したり、マウスピースが外れた場合は、使用しないで下さい。

【使用した回数を忘れた場合】
ターボヘーラーは、1度に1回分の用量のみが詰め込まれるように設計されています。
茶色いグリップを回した回数が分からなくなってしまった場合、もう一度同じ動作を繰り返しても問題ありません。

【薬が詰め込まれたことを確認する方法】
茶色いグリップを双方向に限界まで回すことで、1回分の薬剤が詰め込まれます。
グリップの回転中にクリック音が聞こえますが、クリック音が聞こえたか定かでない場合は(B)のステップ2から繰り返すことができます。
上記を行っても、2回分の用量が詰め込まれることにはなりません。
ターボヘーラーは、1度に1回分のみが詰め込まれるように作られています。
グリップ回転時にクリック音がしなかった場合、吸入しても薬剤は噴射されません。
もしこの問題が続くようであれば、新しいパルミコートターボヘーラーに交換する必要がある可能性があります。

【吸入器の掃除方法】
マウスピースの外側を週に1回、乾いたティッシュで拭いてください。
絶対に水や液剤を使用してはいけません。
液体が吸入器に入ると、正常に作動しなくなる恐れがあります。

【吸入器を交換する時期の確認方法】
パルミコートターボヘーラーには、用量メーターが付いています。
マウスピース下の小窓に赤いマークが初めて現れた時、残り用量は約20回分となります。
このタイミングを、次の吸入器を入手すべき時期の目安としても良いでしょう。
赤いマークが小窓の下部に到達したら、吸入器を新しいものに取り換える必要があります。
吸入器を振った時に聞こえる音は、薬剤による音ではありません。
パルミコートターボヘーラーは薬剤を詰め替えることができないため、空になったら捨てて下さい。

警告
  • 本剤の成分に対しアレルギーをもっている患者へ使用をさけること。
  • 飲み合わせの悪い薬があるので医師と相談すること。
  • 細菌や真菌による重い感染症のある人は、慎重に使用すること。
  • 結核性疾患を持っている患者は原則として使用しないこと。
禁忌
【併用注意】
CYP3A4阻害剤
・イトラコナゾール等

相互作用
のどの刺激感、痛み、声がかれる、口腔・呼吸器カンジダ症の副作用が現われたら、重大な症状であれば医師に見てもらうこと。

その他の注意
  • 起きている発作を速やかに軽減することを目的としている薬ではありません。本剤に改善効果は通常1~2週間以上の継続投与で期待できます。そのため、毎日規則正しく使用することた大切です。
  • 用法・用量はそれぞれのケースで異なりますので、必ず医師の指示をお守り下さい。
保存等
室温保存(有効期間:2年)

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