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JapanRx / ビタミンCは痛風患者の尿酸値低下に効果なし

ビタミンCは痛風患者の尿酸値低下に効果なし

痛風リスクを緩和させる研究結果にも関わらず、 新しい研究ではビタミンC、別名アスコルビン酸は痛風のある患者の尿酸値を臨床的に効果があるまで下げることはないと発表しました。 単独で又はアロプリノールと組み合わせたビタミンCの補充は、 米国リウマチ学会(ACR)のジャーナルArthritis&Rheumatismによると 痛風患者における尿酸値の低下へはそれほど影響がないと考えられいます。 現在の治療法では、血液中の尿酸の量を減少させることに成功しているが、 適切な尿酸値を保つことができず、他の治療を必要とする多くの患者が存在します。 ニュージーランドのクライストチャーチオタゴ大学のリサスタンプ教授によるとビタミン補給は代替療法の1つであり、ビタミンCの痛風患者で尿酸値への効果は大学研究の焦点となっているようです。 大学の研究チームは尿酸値がACR治療ターゲット0.36mmol/L(6mg/100ml)より高い痛風患者を集めました。40人のうち既にアロプリノールを服用している20人の痛風患者は、500mgのビタミンCを与えるかアロプリノールを増量しました。アロプリノールを服用していない残り20人はアロプリノールを服用開始するかビタミンCを1日500mg与えるかしました。 研究チームはビタミンC(アスコルビン酸)、クレアチニン、尿酸値の血液レベルを基準値より8週間の間分析しました。適量のビタミンCを8週間投与し続けましたが痛風患者において尿酸値が 臨床的に効果的であるまでは下がりませんでした。 以前の研究ではビタミンCは痛風を発症していない健康な人の尿酸値を下げることが 発見されましたが、今回の研究とは結果が異なりました。 しかしスタンプ教授らの実験でビタミンCによる尿酸値の低下量はアロプリノールを既に使用している患者と比べ、微々たる量でした。 ビタミンCは痛風発症リスクを下げる可能性があるが、すでに痛風を発症している患者に対して尿酸値を下げる効果は期待できないと考えられます。ビタミンCの大量投与による尿酸低下作用のさらなる研究がされる予定です。

                                          以下のサイトより引用
http://www.sciencedaily.com/releases/2013/05/130516063734.htm