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マスクの着用は聴覚障害者の生活を困難にする

2020年7月21日 - マスクの着用をめぐる議論が続く中で、それが、難聴のある4800万人のアメリカ人が他の人とコミュニケーションを取るのがいかに困難にしているのかを理解している人はほとんどいないでしょう。

マスクをすると音がこもり、音声や高音域の音声を理解するのを難しくします。

難聴の人が自分が聞いているものをよりよく理解するための、唇を読んだり顔の表情を見たりする能力が妨げられます。

補聴器や人工内耳を持っている人にとっては不快なものだと聴覚専門家は言います。

アメリカ音声言語聴覚協会(ASHA)の会長であるテレサ・ロジャース氏は、次のように述べています。

「パンデミックのこの重要な時期における広範にわたるマスクの使用は、公衆衛生を保護するための鍵ですが、マスクは特に耳が聞こえない人や難聴者にとって、コミュニケーションの問題を引き起こす可能性があることを認識して欲しいです。」

「いくつかの基本的な手順を踏むことで、誰もが自分の役割を果たし、難聴者がマスクの使用が必要な環境でうまくコミュニケーションをとれる態勢を整えることができます。」

と彼女はASHAのニュースリリースで付け加えました。

 

 

マスクを着用し、難聴の人と話すときにコミュニケーションを改善するためのヒントをいくつか紹介します。

 

  • 必要に応じて、口の上に透明なパネルが付いたマスクを使用するか、透明なフェイスシールドを使用することを検討してください。
  • 話す前に相手の注意を引き、相手に直接向きあい、視界を妨げるものがないことを確認してください。できれば静かな場所に移動して話をしてください。
  • 少し大きな声で(ただし叫ばず)、少しゆっくりと話します。
  • 手と体を使ってコミュニケーションします。
  • 相手があなたを理解しているかどうか尋ねます。もしわからない場合は、別の言い方をするか、メモを書いて下さい。
  • もし初めて会った人と話している場合は、お互いのコミュニケーションを容易にするために、できることがあるかどうか尋ねてください。

 

 

また、補聴器または人工内耳を装着している人のために、マスクを着用している時の快適性を向上させるためのヒントをいくつか紹介します。

 

  • かつらテープまたは布製のヘッドバンドなどの損傷のない素材で器具を固定します。
  • 耳にマスクをかける代わりにマスクに延長ボダンを付けて頭の後ろで取り付けます。
  • 安全な場所でマスクを取り外し、器具が機能していることを確認してください。
  • マスクのゴム紐の代わりに4つの紐で結ぶタイプのマスクを使用します。

 

 

 

【以下のリンクより引用】

Face Masks Making Things Tough for the Deaf

Healthday