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JapanRx / ライム病とコロナウイルス感染症の症状は一部類似している

ライム病とコロナウイルス感染症の症状は一部類似している

ライム病の症状とは?COVID-19との類似点とは?

CDCは、ライム病の症状を早期症状(ダニに刺されてから3〜30日以内)と後期症状(ダニに刺されてから数日~数か月以内)に分けています。

ライム病の早期症状:

- 発熱と悪寒
- 頭痛
- 倦怠感
- 筋肉と関節の痛み
- リンパ節の腫れ
- 遊走性紅斑(EM)の発疹

EM発疹は重要です。CDCによると、感染者の約70〜80%が、ダニに刺された部位に発症すると言います。発疹は「ブルズアイ」のように見え、触ると熱を持っていることがありますが、通常はかゆみや痛みを伴いません。

ライム病の後期症状:

- 激しい頭痛と首のこわばり
- 更なるEM発疹の発現
- 顔面神経麻痺
- 激しい関節痛と腫れを伴う関節炎(大きな関節部に起こることが多い)
- 腱や筋肉、関節、骨の断続的な痛み。
- 動悸/心拍の乱れ
- めまいや息切れ
- 脳や脊髄の炎症
- 神経痛
- 手や足の痛み、しびれ、刺痛

ライム病の症状の一部には、良く耳にするものがあるかもしれません。これは、多くがCOVID-19の症状と重複するためです。

COVID-19の症状:

- 発熱または悪寒
- 咳
- 息切れまたは呼吸困難
- 倦怠感
- 筋肉や体の痛み
- 頭痛
- 味覚や嗅覚の低下
- 喉の痛み
- 鼻づまりや鼻水
- 吐き気または嘔吐
- 下痢

ライム病とCOVID-19の相違点とは?

侵入部位と予防法の相違

パリック博士によると、最大の違いは、2種類の病気の体内への侵入部位であるといいます。「インフルエンザ、風邪ウイルス、コロナウイルスは、鼻腔や肺組織から体内に入ります。したがって、これらの感染症は、ほとんどの場合呼吸器系症状によって定義されます。」と彼女は説明します。一方、マダニ類は皮膚から体に侵入します。そのため、発疹や体の異変といった全身症状が出ることが多くなります。これはまた、2種類の病気に対する予防法が異なるということを意味します。

検査と治療方法の異なるアプローチ

CDCによると、ライム病の検査に関しては2段階のプロセスがあり、どちらも血液検査です。一方、COVID-19の診断には、PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)検査で検出可能なウイルスRNAがあることを示す、陽性反応が出ることが必要です。また、ライム病は抗生物質で効果的に治療されますが、COVID-19には現在、承認された特定の治療法はありません。


【参照記事】

2020年6月12日更新 Health.com『Lyme Disease and Coronavirus Have Some Similar Symptoms—Here's How to Tell the Difference』(2020年6月15日に利用)一部抜粋
https://health.clevelandclinic.org/should-you-put-masks-or-face-coverings-on-infants/

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