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JapanRx / 中国を旅行したワシントン州の男性が新型コロナウイルスの米国での初の感染者

中国を旅行したワシントン州の男性が新型コロナウイルスの米国での初の感染者

(ロイター)- 最近中国に旅行したワシントン州の男性がコロナウイルスと診断され、中国で6人が死亡しアジア全体で約300人がかかっている      新たな病気と米国で確認された初の症例となりました。

ワシントン州知事のジェイ・インスリー氏は、シアトルでの記者会見で、30歳代の男性としか特定していない男性は、中国の故郷から帰国後、週末に発症し、月曜日にコロナウイルスと診断されました。

「今の時点では、大きな不安材料とはなりません。」

とインスリー氏は述べました。

患者はワシントン州エベレットのプロビデンス地域医療センターにおいて、良好な状態で管理がされており、他人へ感染させたことはわかっていないと インスリー氏は報告しました。

「おそらく、病院の隔離病棟にいる人を除いて、リスクは低く、おそらく、この伝達ベクトルのためにスノホミッシュ郡のどこかへ行くことを避けなければいけないということはありません。」

と、インスリー氏は述べました。

風邪やインフルエンザに似た呼吸器症状を引き起こすコロナウイルスは、人口約1100万人の中国中部最大の都市である武漢の水産物市場と 関連しています。その市場はその後閉鎖されました。

米国疾病管理センターとワシントン州は、当局がコロナウイルスの米国でのさらなる症例の発生に備えていると述べ、CDCは武漢の旅行警告を   レベル2に引き上げ、予防対策の強化を求めています。

その警戒レベルの下で、CDCは武漢への旅行者が病気の人、動物、または生鮮食品市場へ行くことを避けるべきであると推奨しています。

 

米国は5つの空港で乗客をスクリーニング

シアトルの記者会見において、CDCの医療担当官であるサティシュ・ピライ氏は、武漢からのすべての旅行者は、スクリーニングのため、        ロサンゼルス、ニューヨーク、シカゴ、アトランタ、サンフランシスコといった米国の5つの空港に到着するように経路変更を行うと述べました。

CDC関係者は、一人暮らしの患者と接触した個人の追跡を開始し、症状をチェックし始めましたが、これまでのところ更なる患者は見つかっていないと述べました。

 

米国以外にも、中国、タイ、日本で中国以外での症例が報告されています。

「私たちがこれまでに分かっていることを考慮すると、これが歴史上知られているコロナウイルスの最も深刻な2つの大流行であるSARSとMERSの規模であるとは思われません。」

とジョンズ・ホプキンス大学健康健康安全保障センターのアメシュ・アダルヤ博士はロイターとの電話インタビューで述べました。

「この流行はまだ始まったばかりであり、病気の重症度を十分に把握できていません。」

とアダルヤ博士は付け加えました。

 

CDCは、1月17日以降、1,200人以上の乗客を検査したと述べました。

ワシントン州で発症が見つかった米国の旅行者は、1月15日にシアトル・タコマ国際空港に到着しましたが、ここはスクリーニングが強化された米国の空港リストにはありません。

患者はワシントン州エベレットの医療施設で受診し、病気の治療を受けました。

彼の旅行歴と症状に基づいて、医療従事者は新しいコロナウイルスを疑いました。

検体は患者から採取され、検査のためにCDCに送られました。CDCは、旅行者のウイルスの存在を特定できる新しいテストを開発したと述べました。

CDCによると、多くの症例がそうであるように、予備的な情報は、基礎疾患のある高齢者が重篤な症状になるリスクが高い可能性があることを     示してます。

当局は、ウイルスおよび潜在的な治療法をよりよく理解するために、中国および世界中の保健当局と協力していますが、米国当局は、ワクチンが   一般に使用できるようになるまで少なくとも1年はかかると述べています。

 

 

【以下のリンクより引用】

Washington state man who traveled to China is first U.S. victim of coronavirus

Reuters