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声で心疾患を判別

これは単なる噂話ではありません。
科学が心臓病やその他の疾患の診断に声を使うということが現実的になりつつあります。
メイヨー・クリニックは、声の特徴と冠動脈疾患(CAD)との関連性を特定するために、音声分析会社のBeyond Verbal社と協力しました。

CADは最も一般的な心臓病であり、プラークが動脈内に蓄積し、心臓発作を引き起こします。
研究での診断ツールは、音声信号中の単一のバイオマーカーがCADの19倍の可能性の増加と関連していることを発見しました。

Verbal社の以前の研究では、音声信号特性とディスレクシア、パーキンソン病、ADHD、自閉症などの神経学的疾患との関連性も示唆されていますが、これは心臓病と声帯バイオマーカーを関連付ける最初の研究です。

「これはとても画期的で斬新なもので、素人の言葉で表現するのは難しいです。」とBeyond Verbal社のCEOであるユヴァル・モル氏は語りました。

それは、ここで話している声の特徴が、人のスピーチの音量や音色よりもはるかに特殊なためです。
モル氏はそれを人間の視覚と比較しました。

肉眼ではある範囲の波長を見ることができますが、赤外線波や紫外線を見るためには特殊なセンサーが必要です。
 
Beyond Vision社の診断ツールは、同様の方法で音声情報を抽出します。
「それは、人間の耳に聞こえないような形で、声を分析し、さまざまな病状を特定することができます。」と彼は語りました。

 この二重盲検試験では、120人の患者のそれぞれが30秒の音声録音を英語で3回行い、音声解析ツールで文書化した上で分析しました。
そして特定の声質特性とCADとの間に強い関係があることがわかりました。

同チームは中国とイスラエルでこの実験を繰り返し、同じ相関が異なる言語で表示されるかどうかを判断する予定です。

彼らはまた、他の心臓血管疾患に関連する声特性についても試験を行う予定です。

モル氏は、医師が最終的に患者の声の録音を分析することによって遠隔医療といった状態でも診断できることを示唆しています。

「このアイデアは最終的にそれらすべてを確認し、すべての結果がOKであるかどうかを判別できるようなアプリを皆さんに提供します。」
と彼は述べています。


(記事元)http://www.nydailynews.com/life-style/health/voice-heart-disease-study-article-1.2874222