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睡眠は外傷性ストレスの解消に役立つかもしれない

スイスの新しい研究で示唆されているように、心的外傷となる出来事の後にすぐに眠ることが、一部の人々にはその治療に役立つことがあると、2017年1月2日のHealthDay Newsでは述べています。

この研究では、ボランティア参加者の2つのグループに、心的外傷となる画像を伴う動画が見せられました。1つ目のグループは、ビデオを見た後、眠り、2つ目のグループはずっと起きていました。
参加者は、数日間、画像の記憶を記録しました。

「私達の研究結果は、動画を見た後で眠った人たちは、起きていた人達よりも感傷的な記憶が少なくなっていることを明らかにしました。」と、研究著者のビルギット・クライム博士は述べました。
彼女は、チューリッヒ大学の精神医学、心理療法、心理学の臨床心理学者です。
「これは、外傷経験の余波で睡眠が保護効果を持つかもしれないという前提を裏付けるものです。」と彼女は大学のニュースリリースで付け加えました。

睡眠は、トラウマによって引き起こされる恐怖など、記憶に関連する感情を弱めるのに役立ちます。

睡眠はまた、人々が悲惨な記憶をより効果的に処理し、統合するのを助けると研究者らは述べました。また、
クライム博士達は、外傷経験を持つ人々のための早期治療の選択肢が欠如していると指摘しました。
「私たちの研究は、トラウマの記憶を消すために、投薬で治療しようとする現在の試みに重要な、非侵襲的な代替手段を提供するものです。」とクライム博士は述べています。
睡眠を利用すること​は、適切で自然な早期予防戦略であると判明するかもしれません。


この研究は、Journal Sleepの12月号に掲載されました。

(記事元)https://consumer.healthday.com/mental-health-information-25/stress-health-news-640/sleep-may-help-pe...