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米国では8月上旬以降、子供のCOVID-19症例が21%増加

新しいデータでは、8月初旬以来、全体で70,000件を超える子供の新規Covid-19症例が、米国中で報告されていることが示されています。

アメリカ小児科学会とこども病院協会の共同報告によると、8月6日から8月20日までの間に小児の症例は21%増加しました。
報告によると、パンデミックが始まって以来、米国では44万人以上の子供たちが感染しているといいます。

症例数が増加したにもかかわらず、ウイルスによって子供が深刻な疾患を発症することは稀であると、同報告書は述べています。
しかし、今月初めに発表された米国疾病対策センターによる最新のガイダンスでは、子供の入院率が高まっていることが指摘されています。

入院中の子供のうち約3人に1人は、成人と同じように集中治療を受けています。
新しいデータでは、生徒が学校に戻る準備をしている最中に、専門家によって強調されたことを反映しています。
Covid-19関連の合併症を発症するリスクは低いようですが、子供とウイルスに関しては、感染の拡大における役割を含め、未だ多くの不明点があります。

今月初め、ジョージア州では一部の学校が再開に向けて動き出した後、同地区ではCovid-19症例の発生が報告され、何百人もの生徒と学校スタッフが隔離することを求められました。

フロリダ州では、法的戦いにより、生徒が対面授業に戻る時期が決定される可能性があります。

教師組合であるフロリダ教育協会は、すべての「レンガとモルタル」の学校が今月再開する必要があると州が発表した後に、訴訟を起こしました。
裁判官は月曜日、一時的な差止命令により要求を阻止し、州はその後上訴しています。

当局によると、ミシシッピ州では、4,000人近くの生徒と600人近くの教師が、Covid-19にさらされたことにより隔離されているといいます。
火曜日の記者会見で、州の保健担当官であるトーマス・E・ドブス3世博士は先週、教師144名の新規症例と、学生292名の新規症例が出たことを発表しました。

「学校でこのような感染症例数が見られることは予想外のことではありません。」と、ミシシッピ州知事のテート・リーブス氏は言いました。
「現在行われている隔離や検疫の数には満足しています。」

「そして現在、安全な環境で学習しながら教室に座るミシシッピ州の子供たちがたくさんいることを、嬉しく思います。私たちは子供達を監視し、注意し続ける必要があります。」と、同氏は付け加えました。

ニューヨークでは、水曜日にビル・デ・ブラシオ市長が、学校年度の初めに、メンタルヘルスの支援を必要とする生徒をサポートするための「学校への架け橋計画」を発表しました。

デ・ブラシオ氏によると、この計画には、学生カリキュラム、教師向けトレーニング、対面およびオンライン学習用のリソースが含まれているといいます。

市長は記者団に対し、「メンタルヘルスなくして健康はあり得ない」と語りました。

デ・ブラシオ氏は、教師が必要なときにいつでも、新しいメンタルサポートトレーニングを利用できるようになると語りました。
精神的および感情的なニーズをサポートできるよう、ニューヨーク市全土計1,600人の公立学校の校長にトレーニングが施されたされたと、ニューヨーク市の学校長リチャード・カランザ氏は述べています。

出典 2020年8月26日更新 CNN Health『Covid-19 child cases in the US have increased by 21% since early August, new data shows』(2020年8月27日に利用)
https://edition.cnn.com/2020/08/26/health/us-coronavirus-wednesday/index.html