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JapanRx / 脳腫瘍治療へバイアグラとレビトラが使用されるかもしれない?

脳腫瘍治療へバイアグラとレビトラが使用されるかもしれない?

インポテンス治療薬バイアグラ(シルデナフィル)とレビトラ(バルデナフィル)が脳腫瘍の治療に役立つのか?研究でその可能性があることが分かりました。 Keith Black博士と同僚仲間が行った研究によると勃起不全治療薬は、特定のがん治療化学療法の効果を高める可能性があることが分かりオンラインジャーナルのPLoS ONEに掲載されました。
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0010108

脳腫瘍治療のため勃起不全薬を使用するというアイデアは少しおかしく聞こえるかもしれないが、この調査結果は腫瘍治療のため一歩前進したといえるかもしれません。 この研究でレビトラは、がん治療薬ハーセプチン(トラスツズマブ)がより簡単に血液脳腫瘍関門を透過しやすくして、肺がん、乳がん転移により形成された脳腫瘍細胞に到達するのを助ける作用があることが分かりました。 血液脳関門は高密度細胞および脳を取り囲む血管から構成される半透過性の保護層です。血流中の特定の物質から脳を保護するだけでなく、脳が機能するための環境を維持するなど大切な役割をはたしています。 脳を守るという役割が脳の腫瘍を治療するにあたって大きな障害となっています。 特に血液脳関門はがん治療薬の成分が脳の腫瘍細胞へ到達するのを阻害してしまいす。どんなに化学療法剤が腫瘍に対してどんなに効果的であっても、血液脳腫瘍関門を通過できなければ腫瘍への影響はほとんどありません。 そのため勃起不全薬が化学療法剤の障壁通過の助けとなるのは大きな発見です まず錠剤の勃起不全治療薬レビトラの投与は脳腫瘍に到達できたハーセプチンの量が倍増していることがわかりました。レビトラとハーセプチンの両方を一緒に投与した時にはハーセプチン単独治療に比べ、患者の生存率が約20%増加したことがわかりました。しかし今回の研究はまだ初期の段階であり、脳の腫瘍患者対してこの治療法が安全性を確立するまで更なる研究が必要でしょう。 注意しなければならないことは将来的に脳腫瘍にかかるのを心配したり、脳腫瘍の治療を受けている場合は脳腫瘍予防目的、治療目的で勃起不全治療薬を自己判断で服用すべきではありません。服用前には必ず医師にどんな薬であっても相談をしてください。勃起不全治療薬には副作用があり、時には重篤なものとなる場合があります。多くの脳腫瘍に対して治療法研究しており、これは勃起不全薬投与はそのうちのひとつです。臨床試験の詳細について知りたい場合には下記サイトを参照してください。http://www.braintumortreatment.com/

http://www.everydayhealth.com/columns/keith-black-brain-health/viagra-and-levitra-for-brain-tumor-treatment/