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JapanRx / 膝の関節炎の痛みには、針治療が効果的?

膝の関節炎の痛みには、針治療が効果的?

慢性痛に中国の伝統医学の使用が推奨されています。

膝に痛みがあると、日に日に歩くことが困難になります。
特に階段の上り下りは大変です。
夜中に痛みで目が覚めることもあります。
膝の痛みのことが、常に頭の中にある状態です。

慢性的な膝の痛みの最も一般的な原因に、変形性関節症(OA)があります。
変形性関節症を患うと関節の痛みや炎症、強張りが起き、膝の曲げ伸ばしが難しくなります。

全国的に、医師は慢性痛に処方薬、特にオピオイドの処方を避けようど努力しています。
研究によると、針治療は患者にとって低リスクで痛みを治療できる、費用対効果が高い方法であることが示されています。

実際鍼治療は、医師向けの国内ガイドラインで変形性関節症による膝の痛みに推奨される治療法の一つとなっています。


<治療法は個々人で異なる>

鍼治療は、数千年の歴史と伝統がある伝統的な中国医学の一種です。
髪の毛程の細さの張りを体内に挿入し、痛みの緩和や抗炎症作用を促進します。

患者一人ひとり異なった治療が施されます。
一部患者は針だけで症状が緩和することもあります。
一方、電気鍼療法(正確には経皮的電気神経刺激、またはPENSと呼ばれる)など、より複雑な技術が必要となる人もいます。

膝の関節炎を患う患者は、特に電気鍼療法が効果的です。
軽度もしくは中等度の膝の関節炎には、数回の処置で良い結果が得られます。
より進行した関節炎や、「骨と骨が擦れている」状態の場合、継続的な鍼治療が必要です。

鍼治療は、非ステロイド系抗炎症薬、理学療法、注射などの従来の治療と組み合わせることもできます。
加えて、鍼治療は、膝関節置換術が行われるまでの期間、短期的に痛みを緩和するために使用することもできます。


<鍼治療の実証済みの効果>

鍼治療が変形性関節症、特に膝の痛みを緩和する効果については、多くの臨床研究によって裏付けられています。
18,000人の患者を対象としたとある研究では、鍼治療が膝の変形性関節症を含む、痛みを伴う様々な症状に役立つことがわかりました。

抗炎症作用を促進する作用に加えて、研究では鍼治療が、内因性オピオイドエンドルフィン(体内に自然に存在する痛みを緩和する化学物質)を放出することも示されています。
では、鍼治療はどこで受けられるのでしょうか?
現在鍼治療は、地元の病院や個人医院で実施されています。

どこで受けるとしても、通常初診が最も長く時間がかかります。
これは、鍼療法士が詳しく症状を調べ、あなたにった治療計画を立てるためです。

鍼療法士が患者のかかりつけの医師に進捗を報告することもあります。


<関節炎の影響を最小限に抑える>

膝の関節炎の継続的な痛みに悩まされ、身体機能を制限されることなく、人生を楽しみましょう。

しかし今日では、症状を改善するためには慢性痛治療薬、特にオピオイド以外の選択肢にも目を向けることがこれまで以上に重要となっています。

鍼治療は、膝の痛みや炎症、強張りを軽減し、可動領域を広げるための良い治療選択肢であることを念頭に置いておきましょう。
そして、鍼治療を受けることで全体的な生活の質が向上します。
すなわち、仕事や後援、ジムなどにおける日々の活動に、より良い状態で参加できるようになるということです。

出典2020年2月6日更新healthessentials『Painful Arthritis in Your Knee? Acupuncture May Bring Relief』(2020年2月10日に利用)
https://health.clevelandclinic.org/knee-arthritis-got-you-down-acupuncture-can-bring-relief/