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自転車通勤で心臓病とがんのリスクが半減する

グラスゴー大学で行われた研究によると、毎日サイクリングすることで、早死にのリスクが40%減少するといいます。

研究者らは、5年間の研究開始時に、平均年齢52歳の25万人以上の人の健康とフィットネスに関するデータを調べました。
結果、自転車で通勤していた人は、がんの発症率が45%低く、心臓病のリスクが半減しました。

研究期間中、自転車通勤を行っていた人の内37人が死亡しました。
研究者らは、これらの人がもし通勤に公共交通機関や車を使用していた場合、この数は63近くになっていただろうと述べました。

研究者らはブリティッシュ・メディカル・ジャーナルの中で、自転車は高負荷であり、自転車に乗る人は歩行やランニングを行う人よりもより長い距離を走る傾向にあるため、他のどの運動よりも寿命を延ばしたと述べています。

しかし、徒歩での通勤もまた心血管疾患リスクの低下と関連していました。

この研究の主執筆者であるJason Gill博士は、次のように述べています。
「通勤の一部もしくは全部に自転車を使うことは、健康転帰の悪化リスクが著しく低くなることと関連していました。」

「もしこの関連に因果関係がある場合、この調査結果は、自転車専用レーンや自転車のレンタル、自転車購入時の補助金プログラム、公共交通機関における自転車用設備の向上などの自転車通勤を容易にするための政策は、公衆衛生を向上させる重要な機会となる可能性を示しています。」

現在、成人の約4%が自転車で通勤しています。
先月政府は、2025年までに道路上のサイクリストの数を倍増させたいと考えていると述べました。

出典:2017年4月20日更新 Health Spectator UK『Cycling to work ‘halves your risk of heart disease and cancer’』(2019年5月3日に利用)
https://health.spectator.co.uk/cycling-to-work-halves-your-risk-of-heart-disease-and-cancer/