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良く眠れないことは人を不機嫌にする

2020年6月22日(ヘルスデイ・ニュース)- ノルウェーの研究者によると、十分な睡眠が取れないと、翌朝の気分が悪くなる可能性があります。

筆頭著者である、ノルウェー・トロンハイムにあるノルウェー科学技術大学のイングヴィルド・サクスビク・レウイリアー氏は、次のように述べました。

「それは、私たちが落ち込んだり、ふさぎ込んだりするような、より否定的な感情があるという意味ではありません。」

 「しかし、私たちの研究の参加者は、通常よりも眠りが少ないことで感情が平坦化していました。彼らは、あまり、喜びや熱意を示さなくなり、注意力が減少し、充実感を感じなくなりました。」

この調査では、59人のボランティアが自分の寝室のベッドで7晩眠り、通常どおりに睡眠を取りました。次に、彼らは3晩、通常よりも2時間少ない睡眠をとりました。

その数日の午前中に、参加者は14分間にわたってコンピュータ画面に300枚以上の写真を見せられました。

画像に「X」が含まれていない場合は、スペースバーを押すように求められました。

これは、精度と応答性のテストです。

心理学の准教授であるサクスビク・レウイリアー氏は、次のように述べています。

「参加者は睡眠が少なくなった後は、反応時間は速かったもののエラー率は上がりました。」

「私達は集中力の低下を補うためにより速く反応するようです。それからより多くの間違いがあるでしょう。」

要点:夜間の取った睡眠が短い時には、高レベルの正確さを必要とする活動を避けることは賢明かもしれません。

 

他の研究は、睡眠不足は運転に対して、例えばアルコールによるものと同じ影響があるかもしれないことを発見しました。

参加者は、通常の睡眠の後にテストを受けましたが、睡眠が少ないと毎日スコアがより悪くなったことが研究では発見されました。

研究ボランティアはまた、彼らの感情についての質問に正負の両側から回答を行いました。

否定的な感情については、研究者たちは明確な違いを見つけませんでしたが、肯定的な感情は、睡眠を1晩減らしただけで悪化し、3日後にはさらに落ちました。

「建設的な感情が少ないことがメンタルヘルスに大きな影響を与えることはすでにわかっています。また、ほとんどすべてのメンタルヘルス診断に睡眠不足が含まれていることもわかっています。」

とサクスビク・レウイリアー氏は述べました。

しかし、だれもが1晩7時間または8時間眠る必要はないと彼女は言います。

 

「最も重要なのはあなたの気分なのです。」

とサクスビク・レウイリアー氏は述べました。

 

「気分が良く、起きた時にスッキリしているのなら、それはあなたの睡眠習慣がうまく働いていることを示しています。」

 

この調査結果は、最近、科学誌『Sleep』に掲載されました。

 

【以下のリンクより引用】

https://consumer.healthday.com/sleep-disorder-information-33/misc-sleep-problems-news-626/yes-bad-sleep-does-make-people-grumpy-758759.html

Healthday

 

Yes, Bad Sleep Does Make People Grumpy