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血液検査で差し迫った死、病気を予測できる

英国の研究者は、乳がんを早期に検出できる血液検査が2025年までに利用可能になると述べています。

死は避けられないものであり、人生の終わりに誰しもが経験するものです。
誰でもいずれ死ぬことは皆分かっているとはいえ、誰かの突然の死(または予期せぬ診断)により、その人の家族や友人の世界が一変することがあります。
結局のところ、死は死であり、特に予想よりも遥かに早くその時が来てしまった場合、大切な人を失うことは信じられないほどに困難な経験となります。

死をより正確に予測できる方法があるとすればどうでしょう?
心の準備をして、死に向けて計画を立てることができるとしたら?
どうやらそのような方法は存在するようです。
研究者によると、簡単なプロセスによって未来を予測することができるといいます。
血液検査を行うことで、疾患や差し迫る死のリスクが判断できるのです。


<死亡予測>
コペンハーゲン大学の科学者らが先導したこの研究は、20歳から100歳までの108,135人を対象としました。
科学者ら曰く、研究期間中に約10,372人の被験者が死亡したといいます。
これらの被験者の健康記録を分析したところ、以上な検査結果が見出されました。

研究者らは第一に、死亡した被験者は、白血球の一種であるリンパ球の数が少ないこをと発見しました。
次に、リンパ球数が少なかった被験者は、数が正常であった被験者よりも、死亡リスクが高くなりました。
研究者らによると、この結果は、リンパ球数が少ないと早期死亡に繋がる可能性を示しているといいます。

「これは、免疫監視機構が減少したことにより、これらの患者が致命的となり得る疾患を乗り越える能力が低下したことが原因である可能性があります。またリンパ球は、あらゆる原因による死亡リスク上昇させる、一般的な老衰のより受動的なマーカーである可能性があります。

リンパ球減少症として知られるこの症状は、栄養不足またはエイズのいずれかによって引き起こされることが多いものの、遺伝や特定の薬、自己免疫疾患が原因となる場合もあります。
多くの場合リンパ球減少症は、定期的な血液検査によって診断されます。
しかし、死亡率への影響は現在に至るまで判っていないため、診断を受けた患者がさらなる検査を受けることは通常ありません。

出典 2020年1月16日更新 Medical Daily『How To Tell If Your Probiotic Is Not Working For You2020年1月31日に利用)
https://www.medicaldaily.com/blood-test-could-predict-impending-death-illness-448482