電子タバコに関連する肺の損傷はCOVID-19のように見えるかもしれない

2020年6月30日　-　去年の終わりに、重篤で致命的な電子タバコに関連した肺損傷のニュースがヘッドラインには並んでいましたがその後COVID-19に取って代わりました。

しかし、これらの肺損傷は解消されたわけではなく、電子タバコまたは製品の使用に関連する肺損傷（EVALI）の兆候がCOVID-19感染のように見える可能性があると連邦および州の保健当局は警告します。

カリフォルニア州公衆衛生局と米国疾病対策センター（CDC）の新しい報告によると、4月のCOVID-19パンデミックの初期の間に、EVALIの8件の症例がカリフォルニアで報告されました。

「COVIDが発生したといって10代の人は電子タバコをやめませんでした。」

とアメリカ肺協会のフィラデルフィアの肺ケア医でボランティアで広報を務めるジェイミー・ガーフィールド博士は述べました。

しかし、医師はもはやEVALIを探してはいないと彼女は述べました。

ガーフィールド氏は新しい研究には関与していませんでした。

「病気の罹患率が本当に高いとき、アヒルのように鳴くもは全てがアヒルであると同様、3月と4月に、COVIDのように見えたものはすべてCOVIDでした。

これは、歴史を顧みることが非常に重要になる場面です。

子供が電子タバコを使用しているかどうか、そして、電子タバコとな何なのかを知る必要があります。」

と、ガーフィールド氏は説明しました。

EVALIの症状は次のとおりです。

CDCは、2月中旬にEVALIの追跡を停止しました。

これは、9月のピーク後に症例が減少しているように思われたためです。

2月18日現在、全国で2,800人以上が命にかかわる肺の損傷で入院しており、電子タバコの使用に関連しているとCDCは述べました。そして 68人が亡くなりました。

CDCによると、これらの症例の研究は、ビタミンEアセテートと呼ばれる添加物がポット入りの吸入器で使用されることがありそれが、EVALIを誘発することが強く示唆されています。

最近の米国の調査では、中高生の10人に1人が過去1か月以内に電子タバコを使用した推定しています。

『Journal of Adolescent Health』で最近発表された調査結果によると、一部の学校では、電子タバコの使用率は60％にも達していました。

新しいCDCの報告では、カリフォルニア州のEVALI患者8人は、症状が始まってから約4日後に病院に行きました。

彼らの平均年齢は17歳でした。そのうち6人は、THC（マリファナの精神活性成分）を吸引したと言っています。

10代のうち4人は集中治療を必要とし、2人は呼吸のために換気装置を必要としていました。

研究者であるカリフォルニア公衆衛生省のクリスティーナ・アルマタス博士と同僚は、COVID-19に陽性反応を示した人はいなかったと記しました。

これらは2月以来カリフォルニアで報告された最初の症例でした。

研究者らは、3月にEVALIの症例が見逃されたかどうかは明確ではないと述べました。

この調査結果は、CDCの罹患率と死亡率の週報で6月26日公開されました。

ニューヨーク市のレノックスヒル病院の呼吸器科医であるレン・ホロビッツ博士は、EVALIの人もCOVID-19である可能性があると述べました。

彼は、電子タバコが新型コロナウイルスに対する感受性を高めるかどうかは明確ではないものの、COVID-19の合併症のリスクを確実に増加させると述べました。

彼は、電子タバコｈ使用すべきではないと付け加えました。

「電子タバコに注視する機会はこれまでにありませんでした。合法だからといって、それが大丈夫だという意味ではありません。」

とホロヴィッツ氏は述べました。

ガーフィールド氏はこれに同意しました。

「気化は喫煙の安全な方法ではありません。澄んだ空気以外に肺に入れるものはどれも、肺損傷のリスクを高める可能性があります。」

と彼女は言います。

電子タバコの蒸気を吸う場合は、パッケージ済みの製品のみを使用し、いかなる方法でも改ざんされたものは使用しないようにと彼女は助言しました。

電子タバコを断つために役立つプログラムもあるとガーフィールド氏は述べました。

そして、最後に、電子タバコを使用して咳、息切れや発熱などの症状が出た場合は医師の診察を受けることが重要であり、正しい診断が得られるように、電子タバコの吸引について正直に話すことが重要であると述べました。

【以下のリンクより引用】

Healthday