アクトネル (リセドロン酸)
アクトネル(リセドロン酸)は、骨粗鬆症の治療に使用されます。骨の破壊を引き起こす細胞の活性を抑制することで作用すると同時に骨を強化し、 骨折のリスクを最小限に抑えます。
アクトネル
リセドロン酸ナトリウム, Risedronate sodium
アクトネル, Actonel
6
サノフィアバンティス, サノフィインド
錠
5mg, 35mg, 75mg
インド, トルコ
1712
【リセドロン酸ナトリウム】医師へご確認下さい。
【リセドロン酸ナトリウム】アルコールと一緒に服用するのは通常は問題ありません。
【リセドロン酸ナトリウム】妊娠中に使用するのは危険である可能性があります。
動物研究では胎児に悪影響を及ぼしていますが、ヒトでの研究は限られています。妊婦へ使用する利益がリスクを上回る場合には許容される可能性もあります。医師にご相談ください。
【リセドロン酸ナトリウム】母乳育児中の使用は恐らく安全です。ヒトでの研究データは限られていますが、薬が乳児に重大なリスクがないことが示されています。
【リセドロン酸ナトリウム】通常、車の運転などに影響を及ぼすことはありません。
【リセドロン酸ナトリウム】腎疾患がある場合は、注意が必要です。用量調整の必要がある可能性があります。医師へご相談下さい。
軽度から中等度の腎疾患がある場合、用量調整はありませんが、重度の腎疾患では、薬の使用自体が推奨されていません。
【リセドロン酸ナトリウム】肝疾患での使用は恐らくは安全です。情報は限られていますが、用量変更の必要はないことが示されています。医師へご相談下さい。
アクトネル (リセドロン酸ナトリウム)

アクトネル (リセドロン酸ナトリウム)の使用方法
アクトネルは、閉経後の女性や男性の骨粗鬆症およびパジェット病の治療に使用されます。空腹時に服用する必要があり、食事と
一緒に摂ると効果が大きく低下します。
服用後は少なくとも30分間は横にならず、飲食もしないでください。
アクトネル (リセドロン酸ナトリウム)の一般的な副作用
一般的な副作用には、以下のようなものがあります。
関節痛、筋肉痛、骨の痛み 胃部不快感、胸やけ、吐き気 頭痛 嚥下困難、食道炎などの消化器症状
まれに、以下のような重大な副作用が起こることがありますので注意が必要です。
顎骨壊死(あごの骨が壊れる症状) 非定型大腿骨骨折(太ももの骨の異常な骨折) 低カルシウム血症(血液中のカルシウム不足)
これらの症状が現れた場合は、すぐに医師にご相談ください。
基本情報
アクトネル(リセドロン酸ナトリウム)は、骨が血液中に溶け出すのを防ぐことで骨密度を高め、骨が丈夫になり、骨折の予防にもつながります。
また、ステロイドの使用による薬物性の骨粗鬆症に対しても第一選択薬とされます。
アメリカのFDAは、1998年にリセドロン酸をパジェット病の治療薬として承認し、1999年には骨粗鬆症の予防および治療薬としても承認しました。
骨粗鬆症は、骨が作られるスピードよりも骨が壊されるスピード(骨吸収)が早くなることで、骨に小さな穴が多くでき、スカスカな状態になる病気です。この状態になると骨折しやすくなり、骨の変形や痛みを引き起こすこともあります。
特に高齢者では、
大腿骨や股関節の骨折が寝たきりの原因になることも少なくありません。
骨粗鬆症の患者の約80%は女性で、初期は自覚症状がほとんどなく、骨折して初めて気づくケースも多く見られます。特に更年期以降の女性に多く、エストロゲンという女性ホルモンの分泌が減少することで骨を作る働きが弱まり、骨粗鬆症になりやすくなります。
骨粗鬆症のリスクは閉経後のホルモン変化だけではありません。体型、運動不足、喫煙、食生活、アルコール摂取なども関係していると考えられています。
予防には、適度な運動習慣を保ち、カルシウムやビタミンD・ビタミンKが不足しないようバランスの取れた食事を心がけることも大切です。カフェインや
アルコールの過剰摂取を避けることも、骨粗鬆症の発症リスクを下げるとされています。

【参照文献】
用法・用量
*添付文書をよく読み、医師に指示された服用方法に従ってください。
*用量は病状等により異なりますので以下は目安としてお読みください。
・噛まずに水でそのまま服用してください。
・服用後30分間は横にならず、立つか座った姿勢を保ってください。
・服用後30分間は飲食、他の薬の服用を避けてください。吸収率が低下する可能性があります。
通常、成人には以下のいずれかの方法で服用します。医師の判断により選択されます。
・1日1回、5mg を毎朝服用
・週1回、35mgを毎週同じ曜日に服用
・月2回、75mg を毎月連続した2日間(例:毎月1日と2日)に服用
・月1回、150mg を毎月同じ日に服用
男性の骨粗鬆症の治療 : 週1回、35mgを毎週同じ曜日に1回服用
パジェット病の治療(米国などで承認): 1日1回、30mgを2か月間連続で服用
警告
・心疾患や腎障害などがある方は医師にご相談ください
・食道や嚥下時に違和感・痛みを感じた場合は、服用を中止し医師に相談してください。
・他の薬剤(制酸薬、カルシウム・鉄など)との相互作用がありますので、併用中の薬がある場合は必ず医師に相談してください。
・腎機能に障害がある方、抜歯などの大きな歯科治療を予定している方は、あらかじめ医師に相談してください。
・本剤は骨組織に長期間残留するため、治療中および治療終了後6か月以上は確実な避妊を行うことが推奨されます。
・大腿部や脚の付け根に持続する痛みがある場合は、まれに非定型大腿骨骨折の前兆である可能性があるため、早めに医師に
ご相談ください。
禁忌
以下に該当する場合は使用できません。
・本剤の成分に対し過敏症の既往がある方
・重度の腎機能障害(クレアチニンクリアランス<30mL/min)
・低カルシウム血症のある方(補正されていない場合)
・ガラクトース不耐症、ラップラーゼ欠損、またはグルコース-ガラクトース吸収不良症のある方(乳糖含有製剤の場合)
・18歳未満の小児および未成年者(安全性が確立していないため)
慎重投与
以下に該当する場合は、慎重に投与する必要があります。
・食道の異常(狭窄、アカラシアなど)がある方
・30分以上、立ったり座ったりの姿勢を保つことが困難な方
・胃潰瘍、胃炎、十二指腸潰瘍などの消化器疾患がある方
・ビタミンD欠乏症、副甲状腺疾患など骨代謝に影響のある病歴がある方
・軽度〜中等度の腎機能障害のある方
・抜歯などの大きな歯科処置を予定している方
相互作用
以下の薬剤は吸収を大きく阻害するため、2時間以上間隔を空けることが推奨されます。
・制酸薬(アルミニウム、マグネシウム含有)
・カルシウム、鉄、亜鉛、を含むサプリメント
・ミネラル成分を含有するマルチビタミン剤
また、以下の薬剤との併用は、副作用のリスクを高める可能性があるため注意が必要です。
・アミノグリコシド系抗生物質(例:ゲンタマイシン)
・非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)(例:イブプロフェン、ジクロフェナク)
・ループ利尿薬(例:フロセミド)
・プロトンポンプ阻害薬(例:オメプラゾール)
妊婦・産婦・授乳婦等への投与
・妊婦または妊娠している可能性のある女性への投与は避けてください。動物試験において胎児毒性が報告されており、ヒトに
おける安全性は確立されていません。
・授乳中の女性にも使用は推奨されません。乳汁中への移行が報告されており、乳児への影響が懸念されます。
保存等
直射日光や湿気を避けて15〜30℃の室温で保管してください。小児の手の届かない場所に保管してください。

よくある質問
閉経後女性および男性の骨粗鬆症、パジェット病の治療に用いられるビスホスホネート系の骨吸収抑制薬です。
骨密度を維持し、骨折のリスクを低下させる効果があります。
Q. 男性にも使用できますか?
はい、使用できます。アクトネルは男性の骨粗鬆症にも効果があり、治療に用いられています。
Q. 服用期間はどのくらいですか?
服用期間は症状や骨の状態によって異なりますが、一般的には6か月から数年にわたって継続されます。 定期的に検査を受け、必要に応じて休薬を行うこともあります。 服用の中止や継続については、必ず医師の指示に従ってください。
Q. 長期使用は安全ですか?
医師の指導のもとで使用する限り、多くの方にとって長期使用は可能とされています。ただし、まれに非定型骨折や顎骨壊死などの副作用が起こることがあるため、定期的な検査と必要に応じた休薬が推奨されます。
Q. 飲み忘れた場合はどうすればよいですか?
気づいた時点で、できるだけ早く服用してください。 ただし次回の服用日が近い場合は、忘れた分は飛ばして、次の予定日から再開してください。 2回分をまとめて服用しないでください。
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