アバプロ (イベルサルタン)
アバプロの有効成分イルベサルタンは、高血圧の治療薬です。 血管を弛緩させ心臓の負担を減らすことで血圧を低下させる作用があります。
アバプロ
イベルサルタン, Irbesartan
アバプロ, Avapro
30
ブリストル・マイヤーズ スクイブ
錠剤
75mg
オーストラリア, インド
2654
【アバプロ】 食事の有無にかかわらず摂取することができますが、いつも同じ時間に服用することが推奨されています。
【アバプロ】 アルコールとの相互作用は不明です。 医師にご確認ください。
【アバプロ】 妊娠中に使用するのは危険です。ヒトの胎児へのリスクがあるという肯定的な証拠がありますが、 例えば生命を脅かすような状況で妊婦へ使用する利益がリスクを上回る場合には許容される可能性もあります。医師にご相談ください。
【アバプロ】 母乳育中の使用は恐らく安全です。ヒトでの研究データは限られていますが、薬が乳児に重大なリスクがないことが示されてます。
【アバプロ】 車の運転などに影響を及ぼすかどうかは不明ですが、反応や集中力に影響するような症状が見られた場合は、車の運転や機械の操作は控えて下さい。
【アバプロ】 本薬は、腎疾患に対して相互作用はありませんので、線量変更なども必要ありません。しかし、腎疾患の基礎疾患がある場合は、医師に知らせてください。
【アバプロ】 肝疾患での使用は恐らくは安全で、用量変更の必要もありません。しかし重度の肝疾患の場合は情報が限られていますので、医師へご相談下さい。
アバプロ (イベルサルタン)
アバプロ (イベルサルタン)の使用方法
アバプロ(有効成分:イルベサルタン)は、高血圧症の治療に使用されるアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)です。血圧を適切にコントロールすることで、脳卒中や心筋梗塞、腎障害などの重大な合併症のリスクを低減します。また、糖尿病性腎症を伴う高血圧患者では腎機能の保護にも役立つことがあります。
毎日決まった時間に服用すると効果が安定しやすく、食事の影響をほとんど受けないため、食前・食後を問わず服用できます。ただし、自己判断で服用を中止すると血圧が再び上昇する恐れがあるため、医師の指示なく中断しないようにしてください。
アバプロ (イベルサルタン)の一般的な副作用
比較的副作用の少ない薬ですが、以下のような症状が現れることがあります。
- めまい
- 立ちくらみ
- 血圧低下
- 背部痛
- 倦怠感
- 血中カリウム値の上昇
- 頭痛
- 腎機能検査値の変動
重篤な副作用はまれですが、血管浮腫(顔・唇・舌・喉の腫れ)、著しい血圧低下、高カリウム血症、急性腎障害などが疑われる症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診してください。
Q.アバプロ (イベルサルタン)とは?
アバプロは有効成分イルベサルタンを含むARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)です。高血圧の治療や糖尿病性腎症の進行抑制に使用され、心臓や腎臓への負担を軽減する目的でも処方されます。
Q.アバプロはどのように作用しますか?
アンジオテンシンⅡが血管を収縮させる働きを抑え、血管を広げることで血圧を下げます。
Q.アバプロは安全ですか?
医師の指示どおり使用すれば、多くの患者で安全性が確認されています。定期的な血液検査や血圧測定を受けることが推奨されます。
Q.アバプロとロサルタンの違いは何ですか?
どちらもARBですが、有効成分や体内動態、用量設定が異なります。どちらが適しているかは患者さんの状態によって異なります。
Q.アバプロとイブプロフェンは併用できますか?
NSAIDs(イブプロフェンなど)は降圧作用を弱めたり、腎機能へ影響を及ぼす可能性があるため、医師へ相談してください。
Q.アバプロとパラセタモールは一緒に服用できますか?
通常は併用可能ですが、長期間使用する場合は医師へ相談してください。
Q.アバプロとアスピリンは併用できますか?
低用量アスピリンでは問題ない場合もありますが、高用量では降圧作用や腎機能へ影響する可能性があります。
Q.服用をやめるとどうなりますか?
急に中止すると血圧が再び上昇することがあります。中止や変更は医師の指示に従ってください。
Q.飲み忘れた場合はどうすればよいですか?
思い出した時点で服用します。ただし、次回の服用時間が近い場合は1回分を飛ばし、2回分をまとめて服用しないでください。
Q.食事の影響はありますか?
食事の有無にかかわらず服用できますが、毎日同じ時間帯に服用すると血圧管理が安定しやすくなります。
基本情報
アバプロ(有効成分:イルベサルタン)はARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)に分類される高血圧治療薬です。血圧を上昇させるアンジオテンシンⅡの働きを選択的に阻害することで血管を拡張し、血圧を下げます。
高血圧は自覚症状が少ないため「サイレントキラー」と呼ばれています。しかし放置すると、脳卒中、心筋梗塞、心不全、慢性腎臓病などの重大な病気につながる危険性があります。アバプロは単に血圧を下げるだけでなく、長期間にわたり心臓や腎臓を保護する目的でも使用されています。
また、糖尿病性腎症を伴う高血圧患者では腎機能低下を遅らせる効果も期待されています。
- 適度な有酸素運動や体重管理、禁煙は高血圧治療において薬と同じくらい重要です。
- ARBはACE阻害薬と比べて空咳が起こりにくいことが特徴で、ACE阻害薬で咳が気になる患者に選択されることがあります。
- 血圧は季節によって変動しやすく、冬は高く、夏は低くなる傾向があります。自己判断で服用量を変更せず、定期的に血圧を記録して医師へ伝えることが大切です。
用法・用量
*添付文書をよく読み、医師に指示された服用方法に従ってください。
*用量は病状等により異なりますので以下は目安としてお読みください。
成人(高血圧症)
通常、イルベサルタンとして50~100mgを1日1回服用します。血圧の状態に応じて増減され、最大200mgまで増量されることがあります。
糖尿病性腎症を伴う高血圧症
通常100mgから開始し、効果や忍容性を確認しながら必要に応じて200mgまで増量することがあります。
食事の有無にかかわらず服用できますが、毎日できるだけ同じ時間に服用すると効果が安定します。
飲み忘れた場合
気付いた時点で速やかに服用してください。ただし、次回の服用時間が近い場合は1回分を飛ばし、通常どおり服用してください。2回分をまとめて服用してはいけません。
過量服用した場合
著しい血圧低下、めまい、失神、頻脈または徐脈などが起こることがあります。誤って多く服用した場合は速やかに医療機関へ相談してください。
服用期間
高血圧は慢性的な疾患であるため、多くの場合は長期間継続して服用します。血圧が正常になっても治癒したわけではないため、自己判断で中止しないようにしてください。
警告
- 血圧が下がりすぎると、めまいや立ちくらみ、失神を起こすことがあります。
- 脱水状態では低血圧を起こしやすいため、発熱、下痢、嘔吐時には注意が必要です。
- 腎機能や血中カリウム値を定期的に確認するため、医師の指示どおり検査を受けてください。
- 妊娠中または妊娠の可能性がある方は使用できません。
- 顔、唇、舌、喉の腫れなど血管浮腫が現れた場合は直ちに服用を中止し受診してください。
- めまいがある間は自動車運転や危険を伴う機械操作は控えてください。
-
アルコールは降圧作用を強めることがあるため飲酒は控えめにしてください。
降圧薬は「症状がないから不要」ではありません。高血圧は症状がなくても血管へのダメージが進行するため、継続治療が合併症予防につながります。
禁忌
以下に該当する場合は使用できません。
- イルベサルタンまたは本剤成分に過敏症の既往がある方
- 妊娠中または妊娠している可能性がある方
- アリスキレンを服用中の糖尿病患者(併用禁忌となる場合があります)
- 医師から本剤の使用が不適切と判断された方
慎重投与
以下に該当する場合は、慎重に投与する必要があります。
- 両側性腎動脈狭窄または片腎で腎動脈狭窄がある方
- 腎機能障害
- 肝機能障害
- 高カリウム血症
- 心不全
- 脳血管障害
- 高齢者
- 利尿薬使用中
- 脱水状態
- 糖尿病
- 塩分制限中の方
これらに該当する場合は、血圧や腎機能、血清カリウム値などを定期的に確認しながら治療を進めます。
相互作用
以下の薬剤との併用には注意が必要です。
- カリウム保持性利尿薬(スピロノラクトン、エプレレノン、トリアムテレンなど)
- カリウム製剤
- カリウムを多く含む代用塩
- NSAIDs(イブプロフェン、ロキソプロフェン、ジクロフェナクなど)
- 他の降圧薬
- ACE阻害薬
- アリスキレン
- リチウム製剤
-
利尿薬
市販薬の鎮痛薬(NSAIDs)は降圧作用を弱めることがあります。風邪薬や痛み止めを購入する際も、イルベサルタンを服用していることを薬剤師へ伝えると安心です。
妊婦・産婦・授乳婦等への投与
妊娠中または妊娠している可能性がある方には使用できません。妊娠中、とくに妊娠中期以降のARB使用は胎児の腎機能障害や羊水過少など重大な影響を及ぼす可能性があります。
授乳中については、安全性が十分確立されていないため、使用する場合は授乳を中止するか、治療方法について医師と相談してください。
妊娠を希望する場合は、妊娠前から安全性の高い降圧薬への切り替えについて医師へ相談することが推奨されます。
保存等
- 室温(1~30℃程度)で保存してください。
- 高温、多湿、直射日光を避けて保管してください。
- 小児の手の届かない場所に保管してください。
- 元の包装のまま保管し、使用期限を過ぎたものは服用しないでください。
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