タイフェリックス, チフス菌ワクチン注射
チフス菌ワクチンは腸チフスの予防に使用されるワクチンです。軽度の感染症を発症させることで免疫力を高めます。
タイフェリックス
チフス菌ワクチン, Salmonella typhi vaccine
タイフェリックス, Typherix
0.5 mL
GSK
注射器
25 mcg
インド
1601
【チフス菌ワクチン】医師へご確認ください。
【チフス菌ワクチン】アルコールとの相互作用は不明です。医師へご確認ください。
【チフス菌ワクチン】妊娠中に使用するのは危険である可能性があります。 動物研究では胎児に悪影響を及ぼしていますが、ヒトでの研究は限られています。妊婦へ使用する利益がリスクを上回る場合には許容される可能性もあります。医師にご相談ください。
【チフス菌ワクチン】母乳育児中の使用には注意が必要です。治療を終了した後で、体から薬が完全に排泄されるまで、授乳は行わないで下さい。
【チフス菌ワクチン】通常、車の運転などに影響を及ぼすことはありません。
【チフス菌ワクチン】腎疾患での使用は恐らくは安全です。情報は限られてはいますが、用量変更の必要はありません。医師へご相談下さい。
【チフス菌ワクチン】肝疾患での使用は恐らくは安全です。情報は限られていますが、用量変更の必要はないことが示されています。医師へご相談下さい。
タイフェリックス, チフス菌ワクチン注射

タイフェリックス, チフス菌ワクチン注射の使用方法
タイフェリックス, チフス菌ワクチン注射は、腸チフスの予防目的で使用されます。
チフス菌に感染することで起こる発熱や腹痛などの症状を防ぐために、医師の管理下で筋肉内に注射されます。
主にチフス流行地域への渡航者に推奨されます。
タイフェリックス, チフス菌ワクチン注射の一般的な副作用
注射部位の発赤や腫脹、頭痛、発熱、吐き気、嘔吐、発疹などが報告されています。
多くは一時的で軽度ですが、まれに強いアレルギー反応が起こる場合があります。
基本情報
タイフェリックス(Typherix)は、腸チフス予防のための不活化ワクチンです。
腸チフスって何?どうして予防接種が必要なのでしょうか。
腸チフスは、サルモネラ菌の一種であるサルモネラ・チフィ(チフス菌)によって引き起こされる全身性感染症です。
腸チフスは発見者ウィリアム・バッドらによって19世紀に病原体が確認され、現在も衛生環境の悪い地域で流行する感染症です。
主に汚染された水や食物を介して経口感染し、衛生環境の整っていない地域で流行が見られます。日本では三類感染症に分類され、輸入感染例が多いのが特徴です。
潜伏期間は7〜14日ほどで、高熱、全身倦怠感、食欲不振、頭痛、腹痛などの症状が現れます。
さらに進行すると意識障害や腸出血、腸穿孔といった重篤な合併症を引き起こすことがあり、適切な治療が遅れると命に関わることもあります。
治療には抗菌薬が用いられますが、近年は薬剤耐性菌の増加が報告されており、治療効果が不十分となる場合があります。
そのため予防が非常に重要です。
衛生的な飲食物の確保が基本となりますが、特に東南アジアや南アジア、アフリカ、中南米など腸チフスの流行地域へ海外渡航や長期滞在をする人は、感染リスクが高まるためワクチン接種が強く推奨されます。
ワクチンによって体内に免疫が形成され、チフス菌に感染しても発症を防ぐ、あるいは重症化を抑える効果が期待できます。
このように、腸チフスは海外での生活や旅行に伴う健康リスクの一つであり、予防接種は自己防衛だけでなく公衆衛生の観点からも重要な役割を果たします。

【参照文献】
厚生労働省ー海外で健康に過ごすために
用法・用量
*添付文書をよく読み、医師に指示された服用方法に従ってください。
*用量は病状等により異なりますので以下は目安としてお読みください。
【用法】
成人および2歳以上の小児に筋肉内注射として投与されます。
通常1回の接種で免疫が得られますが、渡航の2週間以上前に接種することが望ましいとされています。
再接種は数年後に必要となる場合があります。
警告
接種後には失神やアナフィラキシー反応のリスクがあるため、医療体制が整った環境で接種してください。
腸チフス以外の感染症には効果はありません。
禁忌
以下に該当する場合は使用できません。
・本剤の成分に対する過敏症の既往歴がある方
・発熱中の方
慎重投与
以下に該当する場合は、慎重に投与する必要があります。
・免疫抑制療法中、免疫不全がある人への投与
・血小板減少症や出血性疾患を有する人への投与
・接種により失神を起こす可能性がある青少年への投与
相互作用
他のワクチンとの併用時は注射部位を変える必要があります。
免疫抑制薬を使用している場合、十分なワクチン効果が得られないことがあります。
妊婦・産婦・授乳婦等への投与
妊娠中や授乳中における安全性は十分に確立されていません。
感染リスクが高い場合のみ、医師が有益性を考慮して使用します。
保存等
子供の手の届かない場所に保管してください。
直射日光を避けて保存してください。2〜8℃で冷蔵保存し、凍結を避けてください。
よくある質問
タイフェリックスは、チフス菌による腸チフスを予防するワクチンで、発症を防ぐための免疫を体内に作ります。
Q. チフス菌に感染するとどのような症状が出ますか?
高熱、腹痛、下痢や便秘、バラ疹と呼ばれる皮疹などが代表的な症状です。
「腸チフス」という名前でお腹の症状と若干誤解を招くのですが、痛みなどがなく熱だけで発症することも多く、また、淡い発疹がでることもあります。
適切な診断と治療がされないと重症化し、致死率は15%ですが、抗菌薬で適切な治療を受ければほぼ死亡に至ることはありません。
Q. チフス菌ワクチンの発見者や歴史は?
腸チフスは19世紀にイギリスのウィリアム・バッドらが病原体を発見し、その後ワクチン開発が進められました。
現在は安全性と効果が確立したワクチンが使用されています。
Q. 他の予防接種と同時に受けられますか?
注射部位を分ける必要がありますが、チフス菌ワクチンは他の予防接種と同時に受けることができます。
同時接種にも制限はありませんが、医師に相談して安全なスケジュールを組むことが大切です。

【参照文献】
厚生労働省-腸チフス
JIHS
東京都保健医療局
こどもとおとなのワクチンサイト
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