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ナボバン

ナボバン カプセルの有効成分トロピセトロンは、制吐剤です。シスプラチン等の抗悪性腫瘍剤の投与に伴う悪心や嘔吐などの消化器の症状の治療に使用されます。

同義語

ナボバン

有効成分

トロピセトロン塩酸塩, Tropisetron HCl

その他のブランド名

ナボバン, Navoban

包装

5

製造元

Novartis

形状

カプセル

含有量

5mg

製造国

インド

SKU

1936

ナボバン

吐き気のする男性

ナボバンの使用方法

ナボバンは、症状が出てからではなく、悪心・嘔吐の発現を予防する目的で使用される制吐薬です。通常は抗がん剤投与当日に合わせて投与され、特に急性期(投与後24時間以内)の嘔吐を効果的に抑えます。必要に応じて数日間継続投与されることもあります。日常的な吐き気や乗り物酔いなどには使用されません。

ナボバンの一般的な副作用

頭痛、便秘または下痢、めまい、倦怠感などが報告されています。持続する場合は医師へ相談してください。
また、まれに心電図異常(QT延長、不整脈)、アレルギー反応(発疹、かゆみ、アナフィラキシー)、肝機能検査値の上昇(AST、ALTの上昇など)が報告されており、重篤化する恐れがあるため十分な注意が必要です。

基本情報

ナボバンは、抗がん剤や放射線療法、全身麻酔を伴う手術などの刺激により腸管粘膜から放出されるセロトニンが、
求心性迷走神経終末部や延髄の化学受容器引金帯(CTZ)に存在する5-HT₃受容体に結合して引き起こす嘔吐反射を遮断します。
セロトニンと競合的に受容体へ結合することで、吐き気や嘔吐の信号伝達を抑制し、悪心・嘔吐の発現を効果的に予防します。

化学構造式

用法・用量

*添付文書をよく読み、医師に指示された服用方法に従ってください。
*用量は病状等により異なりますので以下は目安としてお読みください。

化学療法に伴う悪心・嘔吐の予防:成人には通常、1日1回5mgを経口投与します。

警告

・小児への安全性は確立していないため、原則として使用は推奨されません。必要と判断される場合にのみ投与が検討されます。
・高齢者では、肝機能や腎機能が低下している場合や、併用薬の影響により副作用が現れやすくなるため注意が必要です。

禁忌

以下に該当する場合は使用できません。

・本剤の成分(トロピセトロン塩酸塩)に対して過敏症の既往歴がある方
・妊婦または妊娠している可能性のある方
・授乳中の方(授乳を中止しない場合)

慎重投与

以下に該当する場合は、慎重に投与する必要があります。

・重篤な肝障害のある場合
・重度の腎障害が認められる場合
・不整脈や心疾患・消化管障害を有する場合
・複数の薬剤を併用している場合
・高齢者

相互作用

リファンピシン、フェノバルビタール:代謝誘導により効果が減弱する可能性があります。
抗不整脈薬・一部の抗生物質(エリスロマイシン等):QT延長リスクが増加する可能性があります。
中枢作用薬:眠気・めまいなど中枢抑制作用が増強する可能性があります。

カプセル薬

妊婦・産婦・授乳婦等への投与

妊婦または妊娠している可能性のある方は原則として使用しないでください。動物実験では、受胎率の低下や胚死亡、流産・早産の発生が報告されており、胎児への影響が否定できません。

授乳中も、動物実験において母乳中への移行が確認されています。原則として避けることが望ましく、やむを得ず投与する場合には授乳を中止する必要があります。

保存等

直射日光および高温多湿を避け、室温で保管してください。小児の手の届かない場所に保管してください。

よくある質問

ナボバンは5-HT₃受容体拮抗薬に分類される制吐薬で、抗がん剤や放射線療法に伴って起こる悪心・嘔吐を抑える目的で用いられます。特に、化学療法施行当日に発現する急性期の悪心・嘔吐に有効です。

【参照文献】ネスレ日本株式会社

Q.オンダンセトロンやパロノセトロンとの違いは何ですか?

いずれも5-HT₃受容体拮抗薬ですが、持続時間や効果の強さに違いがあります。

Q.長期使用は可能ですか?

いいえ。本剤は長期的に使用する薬ではなく、主に化学療法施行日や術後など、必要な時期に限って短期間のみ使用されます。