リポドックス 注射
同義語
ドキシル / アドリアシン
有効成分
ドキソルビシン塩酸塩 Doxorubicin Hydrochloride
その他のブランド名
リポドックス Lipodox
製造元
Sun Pharma
包装
1
形状
注射
含有量
2mg x 10ml
SKU
2489
基本情報
ドキソルビシン(Doxorubicin)は、アントラサイクリン系の抗悪性腫瘍剤(抗がん剤)です。アドリアマイシン(Adriamycin)と言われることもあります。悪性リンパ腫、肺がん、胃がん、胆嚢・胆管がん、膵臓がん、肝臓がん、大腸がん、乳がん、膀胱がん、子宮体がん、骨肉腫、多発性骨髄腫、各種の小児がんなどの治療に用いられます。
禁忌
下記の場合の使用は禁忌です。ドキソルビシン塩酸塩製剤又 ○心機能異常又はその既往歴がある場合、心筋障害が現れるおそれがあるため本剤の使用は禁忌です。ドキソルビシン塩酸塩製剤又 ○ドキソルビシン塩酸塩製剤又は本剤に含まれる成分に対て過敏症の既往歴がある場合の使用は禁忌です。ドキソルビシン塩酸塩製剤又
慎重投与
下記の場合の使用は特に慎重に行う必要があります。 ○水痘患者 ○骨髄機能抑制がある場合 ○肝障害又は腎障害がある場合 ○感染症を合併している場合 ○心血管系疾患又はその既往歴がある場合 ○骨髄抑制がある場合 ○肝機能障害がある場合 ○大豆アレルギーがある場合 ○高齢者 ○水痘患者
重要な基本的注意
○本剤はドキソルビシン塩酸塩をリポソームに封入した製剤(アドリアシンなど)とは有効性、安全性及び薬物動態等が異なるものです。本剤とドキソルビシン塩酸塩 リポソーム注射剤を取り違えないように注意してください。 ○骨髄機能抑制、心筋障害等の重篤な副作用が起こることがあるため、臨床検査(血液検査、肝機能・腎機能検査、心機能検査など)を行うなどして状態を十分に観察してください。異常が認められた場合には減量・休薬など適切な処置を取ります。長期間に渡る使用の場合、特に慎重に副作用の発現に注意します。 ○アントラサイクリン系薬剤未治療例で、本剤の総投与量が500mg/m2を超えると重篤な心筋障害を起こす可能性が高くなりますので十分な注意が必要です。 ○胸部、腹部への放射線療法を受けた場合では心筋障害が増強されるおそれがあります。特に注意が必要です。 ○本剤と他の抗悪性腫瘍剤を併用した患者に、二次性白血病、骨髄異形成症候群(MDS)が発生することがあるので注意する。 ○感染症、出血傾向の症状が現れていないかどうか十分注意してください。 ○24時間持続静注を実施する場合、直接末梢静脈に投与すると薬液の漏出による局所の組織障害を起こすおそれがあるので、中心静脈カテーテルを留置して中心静脈より投与する。また、血管内留置カテーテルによる感染症の合併に十分注意すること。 ○小児へ使用する場合では、特に慎重に使用を進めることが大切です。 ○小児及び生殖可能な年齢の患者に投与する必要がある場合には、性腺への影響を考慮すること。
相互作用
下記との併用は特に注意が必要です。 ○投与前の心臓部あるいは縦隔への放射線照射 ○潜在的に心毒性を有する抗悪性腫瘍剤・アントラサイクリン系薬剤等 ○本剤以外の抗悪性腫瘍剤 ○放射線照射 ○パクリタキセル
保存等
室温保存