リスパダール (リスペリドン)
リスパダール (リスペリドン)は、統合失調症および躁病の治療に使用されます。 非定型抗精神病薬と呼ばれ、気持ちの高ぶりや不安感を鎮めて気持ちをおだやかにする作用があります。5歳以上18歳未満の小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性の治療に用いられることもあります。
リスパダール
リスペリドン, Risperidone
リスパダール, Risperdal
10
ヤンセン ファーマ ,ジョンソンアンドジョンソン
錠
1mg, 2mg, 3mg, 4mg
インド, トルコ
1497
【リスパダール (リスペリドン)】食事の有無に関わらず摂取できますが、常に一定の時間に服用することをお勧めします。
【リスパダール (リスペリドン)】アルコールと一緒に摂取した場合、過度の眠気や鎮静作用が増すことがあります。
【リスパダール (リスペリドン)】妊娠中に使用するのは危険である可能性があります。
動物研究では胎児に悪影響を及ぼしていますが、ヒトでの研究は限られています。妊婦へ使用する利益がリスクを上回る場合には許容される可能性もあります。医師にご相談ください。
【リスパダール (リスペリドン)】母乳育児中の使用は、安全ではありません。ヒトでの研究データが限られていることから、この薬は乳児にとって重大なリスクになる可能性があります。
【リスパダール (リスペリドン)】めまいや眠気を感じたり、視力に影響を及ぼす可能性があります。視界がはっきりするまで車の運転などは控えて下さい。
【リスパダール (リスペリドン)】腎疾患がある場合は、注意が必要です。用量調整の必要がある可能性がありますので医師へご相談下さい。
【リスパダール (リスペリドン)】肝疾患がある場合は注意が必要です。用量調整が必要となることがありますので医師へご相談ください。
リスパダール (リスペリドン)

リスパダール (リスペリドン)の使用方法
リスパダール (リスペリドン)は、統合失調症、双極性障害の躁状態、認知症に伴う行動障害の治療などに用いられる非定型抗精神病薬です。
服用により脳内の神経伝達物質のバランスを調整します
リスパダール (リスペリドン)の一般的な副作用
眠気、頭痛、便秘、アカシジア(そわそわ感)、パーキンソン様症状、不眠、体重増加、性機能障害などが報告されています。
基本情報
リスパダール(一般名:リスペリドン)は抗精神病薬です。 脳のドパミンの量を調節することで、幻覚や妄想を抑える作用があります。
幻覚や妄想・興奮などの精神科的症状を抑えるためのお薬ですが、鎮静作用があるため、「癇癪持ち」「易怒性」といった怒りっぽい症状にも効果が期待できます。
このことから、小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性などの精神疾患の治療にも用いられるお薬です。
リスペリドンは、1990年代に開発された第二世代抗精神病薬(非定型抗精神病薬)と呼ばれる種類のお薬で、広く使用されていますが、古いタイプの抗精神病薬(第一世代抗精神病薬)と異なる点は、ドーパミン受容体だけではなく、セロトニン受容体も遮断することです。、抗精神病薬はとかく、副作用が「やばい」と言われがちですが、リスペリドンは手足の震えや筋肉のこわばりといった副作用が比較的少ないとされています。
また、このお薬は認知症の治療薬ではありませんが、認知症でも同じような症状が出る場合に使われることがあります。

小児期の自閉スペクトラム症においてのリスペリドン
自閉スペクトラム症(ASD)を持つ子供が、強いかんしゃく、攻撃的な行動、自分を傷つけるような行動を繰り返す場合、生活や周囲との関わりに大きな影響が出ることがあります。
そうした困りごとを少しでも和らげるために、リスペリドンが使われることがあります。
このお薬は、脳の神経のバランスを整え、気持ちの高ぶりや衝動的な行動を落ち着かせる効果があります。
通常は5歳以上の子供使われ、体格や症状に応じて少しずつ量を調整しながら進めます。
このお薬には眠気や体重増加などの副作用が出ることもあるため、保護者と医師がしっかりと様子を見ながら使っていきます。
リスペリドンはASDそのものを治すお薬ではありませんが、子供が安心して過ごせる時間を増やし、ご家族とのやりとりや学びの機会を広げるサポートになります。
行動療法や学校での支援と一緒に使うことで、よりよい効果が期待できます。
【参照文献】
LITALICO発達ナビ
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
日本精神神経学会
用法・用量
*添付文書をよく読み、医師に指示された服用方法に従ってください。
*用量は病状等により異なりますので以下は目安としてお読みください。
【用法】
通常、成人では1日1〜2mgより開始し、効果と副作用を見ながら最大6mg/日程度まで調整されます。
高齢者や認知症患者では少量から慎重に開始されます。
警告
突然の中止は再発の原因となります。医師の指示なく自己判断で用量変更・中止は避けてください。
禁忌
以下に該当する場合は使用できません。
-
フロセミドとの併用(高齢者に致命的な副作用の報告)
-
リスペリドン過敏症の既往歴がある場合
-
遅発性ジスキネジーがある場合
慎重投与
以下に該当する場合は、慎重に投与する必要があります。
-
てんかんの既往歴がある
-
心疾患(不整脈、脱水傾向など)がある
-
高齢者(特に認知症を伴う場合)
-
小児や思春期(成長・性機能への影響)
相互作用
リスパダールは中枢神経抑制薬(ジアゼパム、ゾルピデムなど)と併用で眠気や認知機能の低下が増強されます。
アルコール摂取も避けてください。
トラマドールとの併用は発作のリスクが高まります。
妊婦・産婦・授乳婦等への投与
妊娠中・授乳中は原則使用できません。どうしても必要な場合は、医師により慎重に薬の使用による利益と危険性を評価したうえで処方されます。
保存等
リスパダール (リスペリドン)は、高温・多湿を避け、直射日光の当たらない涼しい場所で保管してください。
小児の手の届かない場所に保管し、使用期限を過ぎた薬は破棄してください。

よくある質問
リスパダールはリスペリドンを有効成分とする非定型抗精神病薬で、統合失調症や認知症に伴う行動障害などに使用されます。
Q. リスペリドン内用液は何時間あけるべきですか?
通常は1日1〜2回の服用間隔が一般的で、12時間前後空けることが推奨されます。医師の指示に従ってください。
Q. リスパダールは何ミリまで増量できますか?
成人では1日6mgまでが一般的な最大用量ですが、個別の病態に応じて調整されます。医師の監督下で使用してください。
Q. リスパダールは便秘や体重増加の副作用がありますか?
はい、便秘や体重増加は比較的よく見られる副作用です。水分摂取や食生活にも注意してください。
Q. リスパダールは何が「やばい」のですか?
リスペリドンは、精神症状の改善に有効な薬ですが、副作用が現れる可能性もあります。
副作用や不適切な使用によるリスクを指して「やばい」という表現が使用されていると考えられますが、危険な薬物ではありません。
どのお薬にも副作用がありますので、どのような点に注意が必要なのかを理解することが重要です。
【参照文献】
日経メディカル
くすりのしおり
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