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バラシクロビル (バルトレックス ジェネリック)

バラシクロビルは、細菌ウイルスのDNAの増殖を阻害することで作用します。 主に単純ヘルペスウイルス感染症の発症抑制目的に利用されています。 副作用等もありますので使用前に医師とご相談ください。

同義語

バルトレックス ジェネリック, Generic Valtrex

有効成分

バラシクロビル, Valacyclovir

その他のブランド名

バルシビル, Valcivir, バルクロブ, Valclov, バルトバル, Valtoval, ジミビル, Zimivir, バラネクスト, Valanext, バラマック, Valamac, ヘルピバル, Herpival, バルトレックス, Valtrex その他

包装

3, 21, 30

製造元

Protec, Cipla, Sava, Sun Pharma, GSK, Mankind Pharma, Macleods Pharma, KLM Laboratories その他ジェネリック各社

形状

含有量

500mg, 1,000mg

製造国

インド, トルコ

SKU

200

【バラシクロビル】 食べ物の有無にかかわらず服用いただけますが、バラシクロビルは毎回同じ時刻に服用いただくことをおすすめいたします。

【バラシクロビル】 バラシクロビル服用時のアルコール摂取は、比較的安全です。

【バラシクロビル】 バラシクロビルを妊娠中に服用することは、恐らく安全であるとされています。
動物研究では胎児への悪影響が低い、または無いことが確認されておりますが、人体研究の数は限られています。
妊娠中の方は、ご使用前に医師へご相談ください。

【バラシクロビル】 授乳中のバラシクロビル服用に関しては動物研究、人体研究共に情報がありません。
授乳中のご使用前に、医師へご相談ください。

【バラシクロビル】 めまい、眠気、疲労を感じたり、注意散漫になることがあります。 そのような症状が見られた場合は、車の運転や機械の操作は控えて下さい。

【バラシクロビル】 腎疾患がある場合は注意が必要です。用量調整が必要となることがありますので医師へご相談ください。薬の服用中は、副作用を減らすため水分をよく摂ってください。

【バラシクロビル】 肝疾患での使用は恐らくは安全です。線量変更なども必要ありません。

シルデナフィル

バラシクロビル

使用方法
バラシクロビルは、口唇ヘルペス、性器ヘルペス感染及び帯状ヘルペスの治療に用いられます。
効能・効果
バラシクロビルは抗ウイルス薬であり、ヒトの細胞におけるウイルスの増殖を妨げます。
これにより、ウイルスによる新しいウイルスの生成を阻止します。
一般的な副作用
頭痛、吐き気、嘔吐、発疹、めまい、下痢、かゆみ、感光性
専門家のアドバイス
  • バラシクロビル服用により症状が改善したとしても、医師の指示に従い、最後まで治療を続けてください。
  • バラシクロビル服用中は、十分な水分補給を心がけてください。 これにより、腎臓結石や腎臓の損傷のリスクを軽減します。
  • 過去に腎臓や肝臓に問題があると診断されたことがある方は、薬の用量を調整する必要がある可能性がありますので、医師へご相談ください。
  • 性器の痛みや水疱がある場合は、性交を避けてください。 ヘルペスの治療にバラシクロビルを使用される場合、
  • 薬の服用中でも他者への感染の危険性がありますので、性交の際はコンドームを使用してください。
  • 妊娠中や今後妊娠予定の方、授乳中の方は、バラシクロビルの服用前に医師へご相談ください。
よくある質問
Q.バラシクロビルにより感染を防ぐことはできますか?
はい、バラシクロビルは単純ヘルペスウイルス(HSV)伝染者から他者への感染を減少させます。

Q.バラシクロビルをヒドロコドンと併用するとどうなりますか?
ヒドロコドンとの併用による相互作用は知られおりません。

Q.バラシクロビルはペニシリンですか?
いいえ、ペニシリンではありません。ペニシリンは多くの細菌感染症に使用される抗菌剤の一つですが、バラシクロビルは抗ウイルス剤です。

Q.バラシクロビルをにきび治療に使用できますか?
いいえ、バラシクロビルはにきび治療のための使用が認められておりません。

Q.バラシクロビルをムシネックスと併用するとどうなりますか?
ムシネックス(グアイフェネシン)との併用による相互作用は知られおりません。

Q.バラシクロビルはコルチコステロイドですか?
いいえコルチコステロイドではありません。バラシクロビルは抗ウイルス剤です。

Q.バラシクロビルはアシクロビルに置き換えられますか?
バラシクロビルは1日3回1グラムの用量で、アシクロビルを8時間に1回5mg摂取した際と同様の効果が得られます。

Q.バラシクロビルを風邪の症状に使用できますか?
いいえ、バラシクロビルは風邪の改善のための使用が認められておりません。

Q.バラシクロビルをリジンと併用するとどうなりますか?
リジンとの併用による相互作用は知られおりません。
リジンは経口薬として摂取した際の効果が認められておらず、通常医師による処方薬ではないからです。
ヘルペスの発生予防のためのリジン使用については、議論の余地があります。

Q.バラシクロビルは規制物質ですか?
規制物質とは、人の健康や福祉に有害な影響を及ぼすことがある違法薬物を指します。
バラシクロビルはそのような中毒性がなく、したがって制御物質ではありません。

Q.バラシクロビルは、何に効果がありますか?
バラシクロビルは、単純ヘルペスウイルス感染症に加えて、水痘帯状疱疹ウイルス感染症にもある程度効果があります。
また、CMVやEBVへの効果も考えられます。しかし、他のウイルス感染(HIV、HPV、インフルエンザ)、
細菌感染または真菌感染には効果がありません。

Q.眼球ヘルペスの治療にバラシクロビルを使用できますか?
はい、バラシクロビルは眼球ヘルペスの治療に使用できます。
アシクロビルが眼球ヘルペス疾患の再発を減少させる作用と、同様に有効であることが報告されています。

Q.バラシクロビルを抗生物質と併用するとどうなりますか?
一般的に処方された抗生物質との併用による相互作用は知られおりません。

Q.免疫不全患者におけるバラシクロビルの効果は何ですか?
バラシクロビル摂取の悪影響として、免疫抑制を引き起こす可能性があります。
免疫障害をお持ちの方は、バラシクロビルの服用前に医師へご相談ください。

Q.口唇ヘルペスにバラシクロビルを使用できますか?
はい、バラシクロビルは口唇ヘルペスに使用いただけます。症状が進行してからの使用にはあまり効果がありませんので、
初期症状(熱傷感やかゆみ)が現れた際の摂取をおすすめいたします。
通常口唇ヘルペスには、抗ウィルスクリームが処方されます。

Q. EBVにバラシクロビルを使用できますか?
バラシクロビルは、主に単純ヘルペスウイルス、その他水痘帯状疱疹ウイルスに有効です。
エプスタイン・バーウイルス(EBV)およびサイトメガロウイルスへの有効性は限られます。
しかし、急性単核球症に罹患した対象においてはエプスタイン・バーウイルスを減少、または排除することが示されており、
症状の重篤度を大幅に低下させるとされています。
EBV感染症におけるバラシクロビルの使用については、現在も研究が続けられています。

Q.バラシクロビルをナイキルと併用するとどうなりますか?
ナイキルとの併用による相互作用は知られおりません。

Q.癌患者におけるバラシクロビルの効果は何ですか?
バラシクロビルは、免疫不全患者(癌化学療法を受けている患者など)のヘルペスウイルスに対する感染予防に使用できます。
しかし、がん患者は通常免疫抑制薬を摂取しており、バラシクロビルはそのような患者の免疫をさらに低下させる可能性があります。
したがって、バラシクロビルは必ず医師の診断の元、ご使用ください。

Q. HPVにバラシクロビルを使用することはできますか?
バラシクロビルはヒトパピローマウイルス(HPV)感染の治療には使用できません。

Q.ファムシクロビルとバラシクロビルは同じ薬剤ですか?
いいえ、ファムシクロビルとバラシクロビルは異なる薬剤です。ファムシクロビルは非活性型の「ペンシクロビル」、バラシクロビルは不活性型の「アシクロビル」です。
どちらとも口唇ヘルペスや、性器ヘルペス感染及び帯状ヘルペスの成人患者の治療に使用されます。

Q.バラシクロビルを避妊薬と併用するとどうなりますか?
避妊薬との併用による相互作用は知られおりません。

Q.バラシクロビルの消費期限はいつですか?
薬のラベルをご参照ください。

Q.バラシクロビルを口内炎に使用することはできますか?
いいえ、口内炎と口唇ヘルペスは同じではありません。口内炎は口にできる小さく浅い潰瘍で、食べる際や話す際に不快となります。
口唇ヘルペスは単純ヘルペスウイルスによって引き起こされ、痛みのある水疱の部類となります。
口唇ヘルペスはウイルスに起因するため、バラシクロビルのような抗ウイルス剤の使用で効果が表れますが、潰瘍には効果的ではありません。

Q. バラシクロビルとバルトレックスは同じものですか?
バラシクロビルとバルトレックスは同じ薬を指します。バラシクロビルはジェネリック名ですが、バルトレックスはブランド名です。

Q.ビタミンCとバラシクロビルを併用できますか?
はい、併用いただけます。ビタミンCとの併用による相互作用は知られていません。

Q.バラシクロビルは効果が出るまで、どれくらいがかかりますか?
通常2〜3日で大体の症状が軽減されます。水疱の治癒には
一週間以上かかりることがあります。

Q. UTIにバラシクロビルを使用することはできますか?
いいえ、バラシクロビルは尿路感染(UTI)治療のための使用が許可されていません。

Q.バラシクロビルをベナドリルと併用するとどうなりますか?
バラシクロビルは、ベナドリル(ジフェンヒドラミン)との併用による相互作用は知られおりません。

Q.バラシクロビルは抑制作用がありますか?
バラシクロビルは副作用として、免疫抑制を引き起こす可能性があります。免疫系の機能が低下されている方は、
バラシクロビル服用の前に医師へご相談ください。

Q. HIVにバラシクロビルを使用できますか?
いいえ、バラシクロビルはHIV感染者への抗レトロウイルス療法(ART)としては使用されていません。

Q.バロシクロビルとアシクロビルを区別する方法は?
バラシクロビルはアシクロビルの不活性型であり、体内でアシクロビルに変換されます。
これにより体内のアシクロビルが高濃度となり、臨床効果が改善されます。

Q.バラシクロビルをタイレノールと併用するとどうなりますか?
バラシクロビルはタイレノール(パラセタモール)との併用による相互作用は知られおりません。

Q.バラシクロビル禁断症状とは何ですか?
禁断症状(服用中断により起こる一連の症状)は、うつ病、痛み、ストレスと不安、腰痛、筋痙攣といった症状を
お持ちの方(主に女性)がバラシクロビルを服用した際に出ることがあると、報告されております。

Q.バラシクロビルをB型肝炎に使用できますか?
いいえ、バラシクロビルはB型肝炎治療のための使用が認められておりません。

Q.バラシクロビルはヘルペスの治療以外では、何に使用されますか?
性器ヘルペスや帯状ヘルペスの他には、免疫低下がみられる方や新生児の水ぼうそう治療、目のヘルペスウイルス感染、
成人の性器ヘルペス再発抑制、成人の臓器移植患者のサイトメガロウイルス(CMV)予防に使用されます。

Q.バラシクロビルをアデロールと併用するとどうなりますか?
バラシクロビルは、アデロール(アンフェタミン+デキストロアンフェタミン)との併用による相互作用は知られおりません。

Q.バラシクロビルはプロドラッグですか?
はい、バラシクロビルは、体内でアシクロビルに変換される「プロドラッグ」、またはアシクロビルの不活性型です。

Q.バラシクロビルをC型肝炎に使用できますか?
いいえ、バラシクロビルはC型肝炎治療のための使用が認められておりません。

Q.バラシクロビルは血液希釈剤ですか?
いいえ、バラシクロビルは血液希釈剤ではありません。

Q.バラシクロビルをプレドニゾンと併用するとどうなりますか?
コルチコステロイドであるプレドニゾンは免疫系の弱化を引き起こすため、これらの薬剤を併用すると
重大な免疫抑制を誘発する可能性がありますので、注意が必要です。
バラシクロビルとプレドニゾンを併用する前には、必ず医師の診察を受けてください。

Q.バラシクロビルの副作用は何ですか?
バラシクロビルの副作用には吐き気、嘔吐、下痢、頭痛、混乱、めまい、浮腫、
関節痛、喉の痛み、便秘、腹痛、発疹、衰弱、腎障害が挙げられます。

Q.バラシクロビルはインフルエンザの治療に使用できますか?
いいえ、バラシクロビルはインフルエンザ治療には使用されません。

Q.バランシクロビルとガンシクロビルの違いは何ですか?
ガンシクロビルはアシクロビルに類似した薬剤ですが、サイトメガロウイルス(CMV)感染により効果があります。
一方バラシクロビルは、アシクロビルの不活性形態または「プロドラッグ」であり、単純ヘルペスウイルスに効果があります。

Q.バラシクロビルを腎毒性薬と併用するとどうなりますか?
バラシクロビルと腎毒性薬の併用は注意が必要です。腎毒性薬にはアミノグリコシド、有機白金化合物、ヨウ化造影剤、
メトトレキセート、ペンタミジン、フォスカネット、シクロスポリン、タクロリムスが挙げられます。

Q.バラシクロビルは効き始めまでどれくらいかかりますか?
殆どの場合服用から2〜3日以内に症状を緩和します。水疱は、約1週間で治癒します。

Q.バラシクロビルは熱性疱疹に使用できますか?
はい、熱性疱疹は口唇ヘルペスと同義であり、単純ヘルペスウイルス(HSV)によって引き起こされます。
抗ウイルス剤であるバラシクロビルは、熱性疱疹の治療に使用いただけます。

Q.バロシクロビルをシプロフロキサシンと併用するとどうなりますか?
バラシクロビルは、抗生物質シプロフロキサシンとの相互作用は知られていない。

Q.バラシクロビルはセファロスポリン類ですか?
いいえ、バラシクロビルは抗ウィルス薬のクラスに属します。

Q.バラシクロビルはどの程度効果がありますか?
バラシクロビルは、単純ヘルペスウイルス(HSV)感染に対して非常に有効であると考えられています。
帯状ヘルペスや性器ヘルペス(痛みや熱傷感、水疱など)の初期症状が現れ始めてから48時間以内に使用いただくと、最も効果的です。

Q.バラストロビルは酵母感染症の治療に使用できますか?
いいえ、酵母感染の治療には使用いただけません。バラシクロビルは抗ウィルス薬であり、抗真菌薬ではありません。

Q.バロシクロビルをアモキシシリンと併用するとどうなりますか?
バラシクロビルは抗生物質アモキシシリンとの併用による相互作用は知られおりません。

Q.バラシクロビルは抗生物質ですか?
いいえ、「抗生物質」という用語は、通常生物を殺す薬剤に使用されます。
ウイルスは厳密には生物ではありませんので、バラシクロビルは「抗ウイルス剤」とするのが適切です。

Q.バラシクロビルを摂取する際、水をたくさん飲む必要があるのは何故ですか?
バラシクロビルでの治療中は、十分な水分補給を心がけてください。これにより、腎臓結石や腎臓の損傷を防ぐのに役立ちます。

Q.バラシクロビルは喉の痛みの治療に使用できますか?
いいえ、バラシクロビルは喉の痛みの治療には使用いただけません。

Q.バラシクロビルをアブレバ(ドコサノール)と併用するとどうなりますか?
バラシクロビルはアブレバ(ドコサノール)との併用による相互作用は知られおりません。

Q.バラシクロビルは麻酔ですか?
いいえ、麻酔は適度な量で感覚を鈍らせ、痛みを和らげ、深い眠りを誘発する薬剤(アヘンまたはモルヒネなど)です。
バラシクロビルはそのような特性を持たないため、麻酔ではありません。

Q.バラシクロビルはHSV 1の治療に使用できますか?
はい、バラシクロビルは単純ヘルペスウイルス(HSV)1型感染症の治療に使用いただけます。

Q.バラシクロビルはベル麻痺(顔面神経麻痺)の治療に使用されていますか?
ベル麻痺の治療のためのバラシクロビルの使用は確立されておりません。
費用対効果を考慮すると、重度の麻痺の場合、ベル麻痺発症後3日以内にバラシクロビルを使用されることをお勧めいたします。

Q.バラシクロビルをアドビルと併用するとどうなりますか?
バラシクロビルはアドビル(イブプロフェン)との併用による相互作用は知られおりません。

Q.バラシクロビルは気分の高揚作用がありますか?
バラシクロビルの使用により気分の高揚を引き起こすことはなく、中毒性もありません。

基本情報
バラシクロビルは、主に臓器移植患者のサイトメガロウイルス(CMV)感染の予防や治療薬に使われているお薬です。

用法・用量
※医師に指示された服用方法に従って下さい。
※用量は症状等により異なりますので、以下は目安としてお読み下さい。

  • 腎疾患患者は、バラシクロビルの用量を減量する必要があります。
  • 帯状疱疹の診断を受けたらすぐに、もしくは口腔ヘルペスや性器ヘルペスウイルス感染症発症の初発症候が見られた時点で治療を開始して下さい。
  • 推奨される用量や治療期間は、症状によって異なります。
  • バラシクロビル500mgを1日1回経口服用した際の安全性や忍容性は、最大20カ月間まで確立されています。
【推奨用量および用量調節】
バラシクロビル錠は、食事の有無にかかわらず服用いただけます。

帯状疱疹:
1回1000mgを1日3回、7日間の経口服用が推奨されています。
バラシクロビル錠は、発疹出現後72時間以内に服用する必要があります。

性器ヘルペスウイルス感染症の初期症状:
1回1000mgを1日2回、10日間の経口服用が推奨されています。
症状が表れてから72時間後以降にバラシクロビル治療が行われた場合の効果に関するデータはありません。
治療は症状が表れてから48時間以内に行われた場合、最も効果的であることが示されています。

性器ヘルペスウイルス感染症の再発:
1回500mgを1日2回、3日間の経口服用が推奨されています。
再発兆候が見られたら、出来るだけ早く治療を開始して下さい。
バラシクロビルは、性器ヘルペスウイルス感染症再発の初期兆候が見られた時点で服用すると、病変発生を防ぐことができます。

性器ヘルペスウイルス感染症の抑制:
免疫機能が正常である患者の再発性性器ヘルペスウイルス感染症の長期抑制療法には、1回1000mgを1日1回の経口服用が推奨されています。
1年以上にわたってバラシクロビル1000mgを1日1回経口服用した場合の安全性や効果は確立されていません。
年間再発回数が9回以下の場合は、代わりに1回500mgを1日1回の服用することが推奨されています。
バラシクロビル500mgの安全性や忍容性は、最大20か月間の使用まで確立されています。

CD4細胞数が100個/mm3未満のHIV感染患者に再発性性器ヘルペスウイルス感染症の長期抑制療法を行う場合は、1回500mgを1日2回の経口服用が推奨されています。
HIV感染患者に対して6カ月以上にわたってバラシクロビルを使用した場合の安全性や効果は確立されていません。

性器ヘルペスウイルス感染抑制:
年間再発回数が9回以下の性器ヘルペスウイルス感染患者のパートナーに対する感染抑制には、1回500mgを1日1回の経口服用が推奨されています。
単純ヘルペスウィルスⅡ型感染に一致しないカップルに対して8カ月以上にわたってバラシクロビルを使用した場合の安全性や効果は確立されていません。
バラシクロビル500mgを1日1回服用した場合の安全性や忍容性は、最大20か月間まで確立されています。

口唇ヘルペス(単純疱疹):
1回2000mgを1日2回、1日間(24時間)の経口服用が推奨されています。
2回目の服用は1回目の服用後約12時間後に行う必要があります。(1回目の服用後6時間以内に服用すべきではありません。)
口唇ヘルペスの初期兆候(例:疼きや痒み、熱傷感)が見られたらできるだけ早く治療を開始して下さい。
口唇ヘルペスの臨床兆候(例:丘疹、小水疱、潰瘍)発症後に治療を開始した場合の効果に関するデータはありません。

急性および慢性腎疾患患者:
腎機能障害を患う患者にバラシクロビルを使用する際は注意が必要です。
また、十分な水分摂取を行う必要があります。
成人の腎疾患患者には、以下の用量調節を行うことが推奨されています。

〔クレアチニンクリアランス50mL/分以上〕
帯状疱疹: 1回1000mgを8時間に1回
性器ヘルペスウイルス感染症の再発: 1回500mgを12時間に1回
免疫機能の正常な患者に対する性器ヘルペスウイルス感染抑制: 1回1000mgを24時間に1回
免疫機能の正常な患者に対する性器ヘルペスウイルス感染抑制(年間再発回数が9回以下): 1回500mgを24時間に1回
性器ヘルペスウイルス感染症の初期症状: 1回1000mgを12時間に1回
口唇ヘルペス(単純疱疹): 2000mgを24時間に2回(12時間毎に1回)※治療は1日で完了すること

〔クレアチニンクリアランス30mL/分以上~50mL/分未満〕
帯状疱疹: 1回1000mgを12時間に1回
性器ヘルペスウイルス感染症の再発: 1回500mgを12時間に1回
免疫機能の正常な患者に対する性器ヘルペスウイルス感染抑制: 1回1000mgを24時間に1回
免疫機能の正常な患者に対する性器ヘルペスウイルス感染抑制(年間再発回数が9回以下): 1回500mgを24時間に1回
性器ヘルペスウイルス感染症の初期症状: 1回1000mgを12時間に1回
口唇ヘルペス(単純疱疹): 1000mgを24時間に2回(12時間毎に1回)※治療は1日で完了すること

〔クレアチニンクリアランス10mL/分以上~30mL/分未満〕
帯状疱疹: 1回1000mgを24時間に1回
性器ヘルペスウイルス感染症の再発: 1回500mgを24時間に1回
免疫機能の正常な患者に対する性器ヘルペスウイルス感染抑制: 1回500mgを24時間に1回
免疫機能の正常な患者に対する性器ヘルペスウイルス感染抑制(年間再発回数が9回以下): 1回500mgを48時間に1回
性器ヘルペスウイルス感染症の初期症状: 1回1000mgを24時間に1回
口唇ヘルペス(単純疱疹): 500mgを24時間に2回(12時間毎に1回)※治療は1日で完了すること

〔クレアチニンクリアランス10mL/分未満〕
帯状疱疹: 1回500mgを24時間に1回
性器ヘルペスウイルス感染症の再発: 1回500mgを24時間に1回
免疫機能の正常な患者に対する性器ヘルペスウイルス感染抑制: 1回500mgを24時間に1回
免疫機能の正常な患者に対する性器ヘルペスウイルス感染抑制(年間再発回数が9回以下): 1回500mgを48時間に1回
性器ヘルペスウイルス感染症の初期症状: 1回500mgを24時間に1回
口唇ヘルペス(単純疱疹): 500mgを1回のみ


間欠的血液透析:
血液透析中、 バラシクロビル服用後のアシクロビルの半減期は約4時間となります。
4時間の血液透析中、体内のアシクロビルの約3分の1が透析により排出されます。
血液透析を行った日の服用量については、クレアチニンクリアランス値に応じた推奨用量に従って下さい。

腹膜透析:
バラシクロビルの推奨用量に関する情報はありません。
アシクロビルの薬物動態に対する携行式連続腹膜透析(CAPD)や持続性動静脈血液濾過/透析(CAVHD)の影響に関する研究が行われています。
CAPDやCAVHD後のアシクロビル排出量は、血液透析と比較して顕著ではなく、薬物動態パラメータは、血液透析を受けていない末期腎不全(ESRD)患者のものと酷似しています。
そのため、CAPDやCAVHD後のバラシクロビル追加服用は必要ありません。

【服用忘れ】
バラシクロビルの服用を忘れた場合、思い出し次第出来るだけ早く服用し、次の服用は適切な間隔を置いてから再開して下さい。

警告
  • 本剤の成分に対しアレルギーをもっている患者へ使用をさけること。
  • 他の薬を使用している場合は投与前に医師と相談すること。
  • 妊婦、または妊娠している可能性のある患者への投与は避けること。
  • お子様の手の届かない場所に保管して下さい。
  • お客さまの自己責任にてお使いいただけますようお願いします。
  • 服用後に体に異変を感じましたら、すぐ医師などにご相談下さい。
  • 開封後は涼しい直射日光を避けて保管して下さい。
  • 高齢者へは慎重に投与してください。
  • 効果や副作用をチェックするため、定期的に血液の検査などを受けてください。
  • 動物実験で催奇形性や遺伝毒性、精子形成機能障害が報告されています。
慎重投与
下記の症状を持っている場合には医師へ知らせてください。
白血球減少症、血小板減少症、著しい骨髄抑制、妊娠中、肝臓病、腎臓病、胃腸病、精神神経系に病気のある人、高カリウム血症

相互作用
下記のお薬を使用している場合には医師へ知らせてください。
ジドブジン(レトロビル)、プロベネシド(ヘネシッド)、アミカシン、ゲンタマイシン、ネオマイシン、ストレプトマイシン、アミノグリコシド系抗生物質、スカルネット、オーラノフィン、アウロチオグルコース、ミコフェノール酸モフェチル

服用中はアルコールを摂取しないでください。

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