メトラゾン (ノルメラン ジェネリック)

メトトラゾンは、体液貯留（浮腫）、心不全、高血圧および腎臓結石の治療に使用されます。

メトトラゾンは体内の余分な水分や電解質を除去することで血圧と腫脹を低下させます。

頭痛、吐き気、尿酸の増加、血中カリウム濃度の低下、ブドウ糖不耐症、血中脂質の変化

• サルファ剤、チアジド、他の薬剤、メトラゾン、またはメトラゾン錠剤の他の成分のいずれかにアレルギーがある場合は、メトラゾンを服用しないでください。
• 次にあてはまる場合、メトラゾンを服用しないでください。
  排尿が困難な場合。
  肝疾患に起因する前昏睡やこん睡状態なったことがある場合。
  腎臓や肝臓に問題がある場合。

• 妊娠中や妊娠を予定している、または授乳中である場合は、メトラゾンの使用を控えてください。
• 糖尿病、痛風、低血糖、または低血中カリウムレベル、全身性エリテマトーデスを患っている、もしくはその既往歴がある場合は医師にご相談ください。
• 長期間、日光の下で過ごすことは避けて下さい。
• メトラゾンを服用した後は、車を運転したり機械を操作したりしないでください。
  

Q.メトラゾンは、カリウム保有利尿薬、もしくは、ループ利尿薬ですか、ベータブロッカー、ステロイドや麻薬ですか？
メトラゾンは、キナゾリンおよびチアジド様利尿剤と呼ばれる医薬品のグループに属しています。カリウム保有利尿薬、ループ利尿薬、ベータブロッカー、ステロイドや麻薬ではありません。

Q.メトラゾンはLasixより効き目が強いですか？
メトラゾンとフロセミド（Lasix）は同じカテゴリーの薬物（利尿薬）に属していますが、その効果は個人の反応により異なります。

Q.ラクチスとメトラゾンを一緒に服用できますか？
メトラゾンとフロセミド（Lasix）が一緒に処方されることもありますが、これらの組み合わせは脱水や電解質の異常につながることがあります。
厳密に、必要とされる薬の選択肢、投薬計画または代替薬への変更については、常に医師にご相談ください。

Q.メトラゾンはスルファを含んでいますか？
はい、スルファを含んでいます。

Q.メトラゾンは母乳に出ますか？
はい、メトラゾンは母乳中に排泄されます。薬の使用に関しては常に医師の助言に従って下さい。

Q.メトラゾンはどれくらいの時間で効き始めますか？
薬の効果は病状と他の多くの要因に依存します。その使用に関しては医師の助言に従って下さい。

Q. トラセミドとメトラゾンを同時に使用することはできますか？
トラセミドとメトラゾンはいずれも利尿薬であり、両方とも血中カリウム濃度を低下させる（低カリウム血症）ことがあります。
一緒に投与されると、低カリウム血症がひどくなり、筋肉の痛みや痙攣、食欲不振、衰弱、めまい、混乱の原因となります。
両方の薬を服用しこれらの症状がみられる場合は、医師にご相談下さい。
オレンジや他の柑橘類のジュースのようなカリウムが豊富な食品を取るか、カリウムサプリメントの摂取が勧められます。

メトラゾン錠には尿量を増やすことにより体から余分な水分、塩分を取り除く作用があり、 高血圧やむくみなどの治療に使用されています。

日本では昔ノバルティスファーマより発売されていました。

利尿薬を使用する場合血中尿素窒素などを検査を行うことが重要です。

※医師に指示された用法および用法に従って下さい。
※用量は症状等により異なりますので、以下は目安としてお読み下さい。

【メトラゾン錠の推奨用量】
高血圧：
初回投与量として、1日2.5mgもしくは5mgを朝に服用する事が推奨されています。

心不全に伴う浮腫：
1回5～10mgを1日1回、朝に服用します。

腎不全に伴う浮腫：
1回5～20mgを1日1回、朝に服用します。

望ましい治療効果が得られた後は、通常用量を維持用量（2.5mgもしくは5mgを隔日服用）まで減量します。
最も高い負荷用量で行う初期治療期間は、浮腫の場合数日、高血圧の場合3～4週間と異なります。

高齢者：
腎機能に応じて用量を調節して下さい。

子供：
メトラゾン錠は、子供への使用は推奨されません。

以下の症状を持っている場合には薬の投与は禁忌です。

• 無尿（むにょう）の患者。
• 急性腎不全（じんふぜん）の患者。
• 体液中のナトリウム・カリウムが明らかに減少している患者。

メトラゾンは日光へ皮膚を敏感にさせることがあるため必要以上に直射日光へ当たらないでください。サングラス、日焼け止め等を使用してください。

他の血圧を下げるお薬と併用することで副作用が起こる場合がございます。
次のお薬と併用することでめまい、血圧低下を引き起こす可能背があります。
ACE阻害剤、例えばエナラプリル
アルデスロイキン
プラゾシンなどのα-ブロッカー
アルプロスタジル
ロサルタンなどのアンジオテンシンII受容体拮抗薬
クロルプロマジンなどの抗精神病薬
ベンゾジアゼピン、例えばテマゼパム、ジアゼパム
バクロフェン
プロプラノロールなどのβ遮断薬
例えばベラパミル、ニフェジピンなどのカルシウム拮抗薬
クロニジン
ジアゾキシド
他の利尿薬、例えば、フロセミヒドララジン
レボドパ
MAOI抗うつ薬、例えばフェネルジン
メチルドーパ
ミノキシジル
モキシシリト
ニコランジル
硝酸塩、例えばニトログリセリン
チザニジン

以下のお薬と併用すると低血中カリウムレベル（低カリウム血症）の危険性が増加します。
アセタゾールアミド
アンフォテリシン
プレドニゾロンなどのコルチコステロイド
ベータ2作用薬、例えばサルブタモール、テルブタリン
フロセミド
テオフィリン
投与中に血液中のカリウム濃度が落ちると特定の抗不整脈、抗精神病薬を服用することによ る心臓への副作用のリスクがあがります。

メトラゾンは血液中のカルシウム量を増やしてくれます。カルシウムやビタミンDのサプリメントを摂っ ている場合には血液中のカルシウム量を検査してください。制酸剤は使用しても問題はありませ ん。
メトラゾン服用中は血液中のリチウムの量が増える可能性があります。
リチウムを服用している場合には投与前、後と血液中のリチウム量を検査してください。
次の薬は血圧を下げる効果を弱める可能性があります。
例えばデキサメタゾンやプレドニゾロンなどのコルチコステロイド
エストロゲンなどの経口避妊薬
イブプロフェン、ジクロフェナク、インドメタシン